展開予想、シンプルな狙いで馬連94倍を獲る方法を徹底解説(6/13中京9R)

指数活用法
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中京9Rダート1200m(2021/6/13)

 2021/6/13の日曜日に中京ダート1200mで行われた2勝クラスのレースについて予想解説をしていきたいと思います。

 このレースはたまたま馬連で94倍という高配当になりました。狙い方としてはそれほど難しく考えておらず、どちらかというとシンプルに考えたもので結果的にたまたま好配当になったレースなのでいかにシンプルに考える事が有益かということを解説していきますので最後まで目を通して頂けたら幸いです。

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指数出馬表を見てみよう

 初めてhide指数競馬新聞PDFをご覧頂く方、これから導入を考えている方にも分かりやすいような解説をしていきます。熟練者の方には少し回りくどい解説になるかもしれませんがご容赦下さい。

馬柱の背景色に注目

 まずはこのレースの出馬表をご覧頂きます。

 ここで注目していただきたいのは馬柱の背景色です。hide指数の各種マーク解説は別途記事になっているのでそちらも併せてご覧ください。

 馬柱の背景色でを出している馬がどれくらいいるか、その色彩で展開を想像していきます。これに関しては動画でも解説しています(【展開予想】3つのポイント【展開予想】3つのポイ ント(No.1)No.2No.3)のでそちらも参照下さい。

 このレースでは上の画像を見ても短距離ダートの1200mにしては逃げ馬である背景色赤もほぼいませんし、背景色青の先行馬というのも短距離にしてはかなり少なく感じます。どれくらいいたら多くて、どれくらいなら少ないか、というのは数の問題ではなくイメージの問題なのでいくつかのレースの出馬表を見ていく事で感覚的に身につけた方が型にとらわれることなく有効です。

 少なくともこのレースは短距離ダートにしてはかなり先行馬が少なく感じます。

 そもそも中京ダート1200mは前で運ぶ馬に有利なコースでもありますので、これだけ前で運ぶ馬が少ないと展開的に考えても前で運べる馬画圧倒的に有利になる事が想像できます。

 これが展開を色で考えるシンプルなポイントです。

 単純にこれだけで前で運ぶ馬を狙いたいという気持ちになればそれだけで狙いが立ちます。

先行できる指数の高い馬を探そう

 展開的には前で運べる馬が有利だと感じたならば、その有利な位置取りの中で指数の高い馬(能力の高い馬)を見つけてあげればいいだけです。

 これまで障害レースを中心に使われてきたジゲンですが前走は久々の平地戻りでダート1200mに出走すると先行持続脚を見せて高指数を出しました。この時のチェックコメントは以下の通りで障害帰りのタフさを評価しました。

5/29先団外回しで押し上げ気味もジワジワ長く脚を伸ばす。障害帰りでタフさを発揮した。

 このレースで人気になっていたのは12番スナークダヴィンチでしたが、この馬は前走こそ短距離を先団~中団くらいから差し脚を使ってある程度のところまで伸びてきましたが、それ以前は中距離を使って先行していました。ただ、中距離で先行出来ても短距離ではそこまでの先行ができなかったことが前走からは感じます。ジゲンとどちらが前で運べてどちらが指数が高いかを考えると一目瞭然です。

 よってあまり難しく考えることなく第一印象だけでも軸馬候補としては展開も向きそうな指数の高い馬ということでジゲンが浮かび上がります。あとはここからは相手探しです。

先行馬が少ない=前残り+伸び脚勝負

 先行馬が少ないということは単純に考えても前で運べる馬が位置取りを生かした粘り込みができるだろうということは想像しやすいと思います。

 もう一方で言えるのは流れが落ち着くならば普段位置取りの悪い馬でも普段よりは前で運べたり押し上げやすくなったりするので後半の伸び脚が生きるケースが出てきます。前で運べて後半まで脚を伸ばす事ができれば理想的なのは何となく想像できると思います。

 後半まで伸び脚を使えることを示しているマークが印です。この印は各レースに原則4頭までとなっています。つまりこのメンバーの中ならば後半にそこそこ脚を使えそうな馬ベスト4というのが印を持っている馬です。Twitterなどでよく印について呟いていたりするのはこの事です。展開によって狙い目になるマークなのでご活用下さい。

ジゲンは先行もできて印も持っているのが分かります。

 これを見ていると展開的にも伸び脚的にもジゲンは注目度が高くなります。話を紐馬選びに戻しましょう。

 もちろん、前で運べるであろう背景色で赤や青を出している馬は展開的に有利なので能力(指数)に関係なく紐候補に考えていいと思います。

 あとはいまお話したように後半にも脚を使える印を持っている馬です。

 その前に注目したのは印を持っている馬です。この印は主に短距離レースで振っているマークですがこちらは先行力のある馬ベスト4についています。つまり、このメンバーの中ならば先行出来てもおかしくない馬にそのマークがついていますので展開を考えると前で運べる馬には注意しておきたいので印を持っている馬は人気や能力に関係なく注意しておきたいと考えます。

勉強回顧(昼の更新)でこのレースを解説した短評はこちら

 勉強回顧では開催当日の昼に午後に行われる全レースを短評解説しています。狙いやすさであったり、狙いづらい理由、狙うならどういう馬がどういう理由で適しているかという事を毎土日更新しています。これによって手を出してはいけないレースが分かったり、狙うべきレースが分かったりするので予想力向上を図る方や、展開の考え方、hide指数競馬新聞を短期間で使いこなせるようになるために活用してもらえるのが勉強回顧の講義です。

 そこで更新した短評は以下の通りでした。

■名09R→期待値[△×]先行少、3歳不在。ここはパッと見ても前で運ぶ馬が短距離にしては少なく感じるので第一印象としても前で運べそうな1.3.5.7などが目につくます。前走指数だけで言えばジゲンが障害帰り初戦ではありましたが一定の先行持続脚を発揮したので同じような競馬ができれば展開的には上位争いまで。それ以外で前で運べそうなところでは☆を持っている11.12が候補にあがってきそうです。(気になる一頭:ジゲン)

 ここでも印を持っている11番や12番について触れています。前で運ぶ馬が少ないので背景色でを出している馬と☆印を持っている馬、後は伸び脚勝負対策で印を持っている馬を相手候補と考えてそこからオッズを見て絞り込むかどうか考えていくくらいシンプルで予想は十分です。

 オッズを並べてみるとトリガミしそうなオッズは人気のスナークダヴィンチの組み合わせのみです。あとはオッズにもかなり幅があるので上手く紐が荒れてくれるのを期待できそうなオッズです。好みで資金配分で強弱を付けてもいいと思いますが個人的にはあまり深く考えずに均等に流しました。

結果は前残り

 逃げていった指数A1のジゲンとそれを追走した印と印を持っている指数Aのクーファピーカブーが2番手からの粘り込み。

 最後はハナ差まで詰め寄ったのが指数A印を持っているジオラマという結果でした。

 2着馬も3着馬も人気がなかったのはたまたまです。どちらも☆印や★印を持っているだけではなく指数の高さもあった馬なのでむしろここまで人気がなかった事が不思議なくらいなのが想像できると思います。もちろんそんなに頻繁にこんなに上手く高配当が舞い込んでくる事はありませんが今回は普通に狙ったらたまたま好配当になったというだけなので無理に穴を狙ったわけでもなく、むしろこの狙い方ならばもっと配当は安くてもおかしくないくらいですから今回の配当はラッキーだったと思います。

 Twitterでも呟いていたように2着が11番か2番かでは結構オッズが違ったので出来れば11番であることを祈っていたんですが運よくハナ差残ってくれました。

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まとめ

 予想とは安易にすべてのレースを考えて馬券を狙っていくものではありません。少しでもこのレースのように展開的にシンプルに前に有利になりそうなレースを見つけて、その中でそれが後押しになりそうな高指数馬がいれば軸馬として期待できますから馬券的にも狙いになってきます。

 逆に展開に向かない馬ばかりが出走しているようなレースは指数の高い馬がいたとしても展開に乗れないままになってしまうので大きく紛れが出やすくなります。

 常に言っているように指数は高ければ何でも狙いになるのではなく、その高い指数を存分に生かし切れる展開やコースや相手関係があってこそ狙いになってきます。

 指数を使ってみてなかなか使いこなせない人もいるかもしれません。短期間で急に使いこなせるようになるのは難しいですが、ここで解説したように決して難しい事をしているわけではありません。成果が出ていない方はこういうのを当てているかもしれませんが、それ以上に買うべきではない混戦レースにも手を出してしまっているケースがあるので出来るだけそういうレースの選別ができるように工夫していくことが最短ルートです。

 すぐに結果を求めずにまずは自分なりに得意な分野を作っていくと成果も出やすくなるので工夫してみてください。成果の出しやすさとしては最近記事でも多く取り上げている特定のコースでの指数A1馬の好走です。少なくともそのコースでは他のコースよりも指数A1の馬が良く好走しているのでレースを厳選しやすくなります。それ以外のコースのレースに手を出して玉砕してしまったのでは元も子もありませんがレース選びというところではそういうコースに厳選して指数A1の馬から相手を探すことをしていくとシンプルな狙いができるようになってくると思いますので良かったら復習して週末に繋げてもらえれば嬉しいです。

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追記(6/16)

 最後に誤解がないよう追記しておきたいと思います。このレースは指数A1だから狙ったというわけではありません。あくまでも予想の根底にあるのは展開の向く指数の高い馬を狙うことにありますのでそれに合致した馬がたまたま指数A1のジゲンだったということです。

指数A1を好んで狙う時とは?
最近は記事でもTwitterでも指数A1の狙いについてブームとなっていますが狙うポイントとしてはあくまでも特定のコースで好走している指数A1の馬です。

すべてのコースで無条件に指数A1を狙っていても全部が走るわけではありませんし、コースによっては必ずしも好走しているとは限らないこともあります。(各距離別の成績もブログで記事にしているので参照ください)
指数A1というだけであまり振り回されてしまうのもよくありませんので根底にあるのは展開の向く指数の高い馬ということを思い出して下さい。

今回の中京ダート1200mの指数A1馬の成績はこちらですが、確かに決して悪くはありませんが無条件で狙うには先行馬の連対率も50%ほどしかありません。悪い数字ではありませんが展開などを何も考えずに狙うんであればもう少し率の良いコースの方が好ましいので特に指数ビギナーユーザーの方は手元に指数表があるとアレコレとレースに手を出したくなってしまう気持ちは分かりますが勝ちたければレースを厳選することです。

指数を使って結果が出ないという方はこの部分で制御できてないケースが考えられるので今一度「勝ちたい」のか「少し負けても当てて楽しみたい」のか、どちらなのかを明確にして挑むと色々と気づく事も多くなると思います。

今回の記事で書いたように展開をシンプルに考える事はとても面白いことですし、その通りに流れて的中したときの快感は言うまでもありません。少しでも多くの方にこの快感をできるだけ簡単に味わってもらいたいと思います。そのためにはある程度レース選びをする上でのルールを作っていくことをお勧めしています。

以上、指数A1が理由で狙ったわけではないということを誤解がないように追記させていただきました。


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