hide指数を使った予想術（実戦編）
hide指数はレースによって場面場面で色んな使い方ができます。色々な使い方の紹介をしているのが勉強回顧ですが、そのパターンの1つとして今日はブログでも先週のレースから取り上げます。
こういうパターンのレースの時にどう考えたかという参考にしてhide指数を活用してもらえたら嬉しいです。
中山9R（23年3月25日 土曜日）ダート1200m
今回取り上げるのは中山ダート1200mです。このコースはよほど特殊な馬場条件などにならない限りは狙いやすいのも特徴です。
・好指数先行馬
・動きやすい枠の好指数馬
・ポンと前に行ける好指数馬（枠不問）
基本的には指数の高い先行馬が狙いになりますが、行ききれてしまえば指数が少し足らなくても展開を生かして粘り込むことが出来るのも特徴です。
軸に選ぶのは外枠の好指数先行馬や動きやすい外枠の好指数差し馬です。
それではこのレースのhide指数競馬新聞を見てみましょう。
背景色で見ると短距離としてはそれほど先行勢が多いとは感じません。馬場状態もある程度前で運んだ馬が有利だったこともあるのでスムーズに前で運べる馬は比較的有利であろうことが想像できます。
このコース特徴からは外枠好指数の先行馬が狙いになりますのでパッと見た感じからは12番ウラカワノキセキ、15番セイカフォルゴーレが目につきます。
どちらも昇級戦になりますがこのコースの特徴を考えると粘り込んでおかしくありません。狙い候補の馬になってきます。
前日更新のイチオシ馬はこちら
そんな中でイチオシ馬で取り上げていたのは10番ジゲンです。
前走の方が内側の枠でしたので少しでも動きやすい外側の枠に移動したことがイチオシとなるキッカケでした。なによりもイチオシ馬は前日に取り上げていますので当日の天候や馬場状態は想像するしかありません。雨予報でしたから先行馬が伸びきれない馬場だった時の事を想定すると12番ウラカワノキセキや15番セイカフォルゴーレを取り上げるよりは、前残りの馬場でも少し差しが届く馬場でも比較的大崩れの少ない競馬が出来そうなジゲンが軸選びとしては適切と判断しました。
当日のトラックバイアスは
その上で当日の馬場を見て予想をするわけですが、当日は雨の影響も受けて前で運ぶ馬が有利なトラックバイアスでしたのでジゲンはよほど上手く進出しないと勝ち切るのは難しいだろうなーと感じるわけです。
そうするとジゲンを軸にするなら選ぶ券種はワイドとか3連複（3連単マルチ）などが適していることが分かります。
相手探しはトラックバイアスで
コースの特徴に加えて、展開的にも、トラックバイアス的にも、前で運ぶ馬が有利な条件だったので、ジゲンを軸にしても相手に選ぶのは最初に名前を挙げたウラカワノキセキとセイカフォルゴーレが自然なのが分かります。
よって、買い方はシンプルに☆★を持っているジゲンは届かずに3着のパターンも考えて3連複軸として、フォーメーションで相手候補には12番ウラカワノキセキと15番セイカフォルゴーレを2列目に、3列目は指数のある馬などを中心に適度に流す感じで。
買い方はシンプルに
3連複10→12.15→流し（1.3.4.5.7.9.11.14.16）の計19点
hide指数を使っていれば本当に難しく考える事はありません。
トラックバイアスを考えてジゲンが3着くらいのパターンがありそうだということを感じることと、前走よりも動きやすい枠になったのはプラスなので前走くらいの競馬が出来ても不思議ではないということが分かれば軸に選べます。
いつもhide指数を使う人（これから使う人）に言う事は決して一番高い指数の馬から買うのが指数予想ではないということです。指数は過去のパフォーマンスなのでそれを参考にして今回どれくらい力を発揮できそうか考えてあげることが指数を使った予想の醍醐味です。
ここのジゲンも前走指数が一番高いわけではありません。ただ、過去5走で3回赤色指数を出しているのでコンスタントに能力を発揮できる馬であること、前走は休み明けだったので少し指数が低くなっていますが、一度使われた上積みが出れば指数を上げてこれそうなこと。先行力のある馬につく☆印を持っていること、後半に脚を使える★印を持っていること、こういったことに目を配ってあげるだけです。
その上で3連複の相手（2列目）に選ぶのは冒頭でも触れたように前で運べる外枠の好指数馬。どちらと決めづらかったので2頭を相手候補に。
3列目は先行ができそうな馬とか位置取り悪いなりに指数の高い馬や☆印や★印を持っている馬、調教評価の高い馬などを適度にピックアップ。難しく絞らずに逆に手広く残すくらいなので今週からhide指数を使い始めた人でも決して難しい選択ではないことが分かると思います。
買い目のオッズを並べてみる（投票後履歴はオッズが表示されないので）とこんな感じです（TARGET投票画面）
買い目としてはそんなに高配当が多くなかったので少しでも人気薄を連れてきて欲しいという願望のものでの狙いです。（ちなみにワイド2点買いでもほぼ同じ意味なので点数を絞りたい人はワイドの選択も考えてみてください）
幸いなことに比較的配当の高い組み合わせで決着してくれました。93.1倍
逃げ勝ったヴァガボンド（10人気）が思ったほど人気が無かった事で高配当になってくれました。先行力を表す☆印を持っている馬で調教評価もB++でしたから少なくとも買わない手はない馬です。この馬を軸に選べなくても仕方はないと思いますが削れる要素はありません。近走の指数はそれほど目立ったものではありませんが4走前に黄色指数を下の出している事と☆印を持っていることに気づければ十分です。「前走指数が低いなー」という所だけしか見てないと勿体ないので、前走は先行できなかったヴァガボンドですから参考外を考える方が自然です。
hide指数を使って買えそうなレースを買いづらいレースの選別や調教評価の使い方、またイチオシ馬一覧に取り上げられてるかどうかをどのように考えるかなど週末の研究材料にしてもらえると嬉しいです。
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