hide指数を使った予想術(実戦編)
hide指数はレースによって場面場面で色んな使い方ができます。色々な使い方の紹介をしているのが勉強回顧ですが、そのパターンの1つとして今日はブログでも先週のレースから取り上げます。
こういうパターンのレースの時にどう考えたかという参考にしてhide指数を活用してもらえたら嬉しいです。
阪神3R(23年3月5日 日曜日)ダート1800m
取り上げるのは日曜日に阪神で行われたダート1800mです。
hide指数競馬新聞の出馬表を見ながらどう考えたかについて一緒に振り返ってください。
背景色からは先行勢が少ない
このレースは馬柱の背景色を見ても赤や青をコンスタントに出している馬が少ないです。赤を出したことがあるが2番と6番の2走前、青を出したことのある馬にもバラツキがあり3番、7番、8番の3頭ですがコンスタントな先行力とはいえません。しかも7番は青色背景色とはいえ先行ではなく通過順位を見ると捲りなので基本的には後方からの馬。
つまり、第一印象としては前で運ぶ馬の少ないレースです。
ペースが落ちつくということは楽に逃げた馬がそのまま粘り込むことも出てくるので紛れやすくなります。また、指数を見ても黄色や赤の指数を出している馬が2頭しかいないのでメンバーレベルとしても低さを感じます。
しかも、それら高い指数を出したことのある2頭は前半の位置取りがこれまで悪い馬ですから、指数の高さほど展開が向くとは言えません。
つまり、指数が高くても展開的には信頼ができないということが想像されます。
指数の高さと展開がマッチする必要があります
常に言うように指数は高い順に買うものではりませんので条件のマッチしない好指数馬は買わない事が重要です。
寝言で更新しているイチオシ馬一覧では、指数が高くても、人気があっても、近走着順がよくても、展開的な条件が合わない馬は取り上げません。
つまり、イチオシ馬一覧に上がる馬は指数の高い馬でもそれなりの条件を満たしている馬です。
よって、イチオシ馬一覧を見て取り上げられてない好指数馬や人気馬がいた場合には取り上げられなかった何らかの不安や減点があるので、取り上げられないということは危険な人気馬がいるかもしれないレースという裏読みにも使う事ができます。
イチオシ馬を参考にするだけではなく、なんでイチオシ馬に取り上げられなかったのだろうと考えることも予想力に繋がります。
人気の好指数馬アッチャゴーラは信頼出来ない
基本的にはこうなると軸として信頼できる馬がいないので見送りを選択します。当然ですが指数の高さが目立って人気にもなっているアッチャゴーラは危険な人気馬という評価になるのでイチオシ馬一覧で取り上げる事もありませんでした。
少なくともこれが分かるようになるとレース選択や無駄打ちが減るので、仮にこの馬を軸に選んで馬券を買っていたという人がいれば次に同じようなパターンではこの経験を生かしてもらえればと思います。
よって、軸馬にできそうな馬がいないので見送るのが基本です。
見送るべきレースながらも気になったこと
もう一度出馬表を見てもらいます。
これだけメンバーレベルが低くて、指数の高い馬たちも位置取りに不安があるとなると初出走の馬でも活躍できるのではないかという考えが頭をよぎります。
初出走馬の調教評価を確認
そこで初出走馬の調教評価をチェックしてみました。
初出走の1頭レッドダンルースには評価は付いていませんでしたが、アオイイーグルにはB++の高い評価がついていました。この中では2頭だけいるB++のうちの1頭です。
新馬戦の時もそうですが初出走の馬で調教評価の高い馬というのは人気に関係なく激走するケースがあります。評価Aならなおよいですが、他の馬と比較してそれほどB++が多くない中でこのように上位なら十分に激走の期待が持てます。
メンバーレベルが低い×人気馬の位置取りが悪い×初出走の未知の魅力
こういうところがマッチするとちょっと狙ってみたくなるのが調教評価の使い方です。調教評価だけで軸に選ぶことはなく、どちらかというとアオイイーグルも初出走でこれだけ調教評価があるなら紐で選んでおきたいというくらいが普通の使い方です。
勉強回顧チャットでもこのように発言しています。
何か軸に選べる後押し材料はなかろうか
アオイイーグルは荻野騎手。去年も4勝のそこまで成績のいい騎手とは言えません。それだけに陣営の期待も薄いのではないかと思ってしまって人気にもならなかったのかもしれません。
ただ、調教評価の良さなどを考えると陣営が期待してないという事はないと思うので少し調べてみました。
単純に調教評価が高いからというだけで人気薄だし期待してみるというだけでも十分に期待値はあると思いますので相手関係の薄さや人気馬の位置取り不安などから穴党なら思い切って調教評価だけで狙ってみるという事もありだと思います。
荻野騎手×大久保厩舎
個人的にはもうちょっと何か後押し材料が欲しかったので荻野騎手×大久保龍機厩舎のタッグでの最近の成績を調べてみました。
すると去年の11月くらいまでで調べましたが2勝しています。去年4勝しかしていない荻野騎手がこの11月から3月までで大久保龍厩舎との組み合わせで2勝は高い確率です。
調教評価もいいし、このデータを裏付けとしてダメ元で狙ってみても配当的には面白いのではないかというのが後押しになりました。
相手選びは好指数や★印でhide指数を活用
無理に絞らずにhide指数の高い馬や★印を持っている馬や展開的に先行できるかもしれない馬を適度にピックアップしてオッズを並べてみたら以下の通りでした。
思ったほど高配当が並んだわけではありませんでしたが、馬単にしなくても馬連でも十分な配当が並んでいたので調教評価の高さを信じて期待値重視で流してみました。
このレースに関しては軸選びは調教評価を使って、紐選びでhide指数を使っています。(そもそもは指数と展開からは見送るのが妥当です)
位置取りの悪かったアオイイーグルですが、爆発的な伸び脚を使って一気に先頭まで差し切る凄い脚を発揮しました。
結果的には6人気→5人気→7人気という入選順でした。
2着に入ったロードトラストは5人気とそれほど人気ではありませんでしたが、hide指数を見てみると黄色指数を出していて、★印を持っていて、初ブリンカー着用なので不安は前走で捲るような位置取りの悪い競馬をしていたことだけで指数的には5人気というのは低評価でしたからこれくらい走れて自然だと思います。
3着は人気薄の初出走馬でした。メンバーレベルが低い・人気馬の位置取りが悪い、という判断を最初にしたことで初出走でも好走の可能性を感じるという考え方でしたからこの馬が好走するのも不思議ではないというか、驚かないところだと思います。
投票もオッズを確認するために並べた6点のままの投票で。馬連の配当は40倍でした。
午前中にこのようにシンプルな狙い方でそこそこの配当が取れると午後の計画もしやすくなります。無理して買うようなレースではないということが大前提で、特に大切なのはここでは当てたことよりも人気になっている馬に展開(位置取り)的な不安があるということを察することです。
本来の一番シンプルな狙い方は展開の向く好指数馬を軸にして、軸ヲ選ぶのと同じように紐を選んでいく事です。
今日はちょっと違う側面からアプローチしたレースについてせっかくなので解説しました。
hide指数を使って買えそうなレースを買いづらいレースの選別や調教評価の使い方、またイチオシ馬一覧に取り上げられてるかどうかをどのように考えるかなど週末の研究材料にしてもらえると嬉しいです。
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