hide流【株式投資④】売るタイミング

投資(株、他)
スポンサーリンク

株式投資記事の第三話です。第一話では株式投資をどのタイミングで初めてどんな考えてやっているかを簡単に触れ、第二話では大損する定義と始め方について、第三話では銘柄の選び方と買うタイミングについて触れてきました。

まだご覧頂いていない方は第一話からご覧ください。

スポンサーリンク

売るタイミングは買う時に決めておく

保有株を売るためのルールは決めておいた方が賢明です。

株を始めようと思ったときに勘違いする人がいます。10万円の初期資金をすぐに20万円にしたいとか、夢を見ている人がいます。そういう人はだいたい挫折するか損して終わると思います。

そもそも10万円しか資金がなく、それをすぐに20万円にしようなんて無理だと思ってください。正直、それをやるなら競馬で複勝コロガシをした方が早いです。ただ、競馬の場合は出遅れや落馬などのリスクもありますから株と違ってゼロになることもあります。

株の場合はまずゼロになることは倒産以外ではほぼないので、そう言う条件の中ですぐに2倍にしようというのはなかなか世界情勢などいいタイミングで始めることが出来ないと難しいでしょう。

利益を%で決めておく

だいたい目安としては5~10%の利益が出たら売却するというのが最初は良いと思います。

つまり、10万円なら5000円から1万円の儲けが出たら売却します。

「たったそれだけ?」と思うかもしれません。

しかし、それは初期資金が10万円しか用意できなかったからです。仮に初期資金が1000万円だったとしてください。10%の利益なら100万円の浮きです。税金を差し引いても80万円の利益になります。

最初の軍資金が少ないだけの話なので%で考えればもちろん元金が大きい方が利益額は大きいです。しかし、どちらも10%の儲けには変わりがありません。

逆に言えば10万円が倍の20万円になるのを首を長くして待っている間に株価が下落をして含み損になる可能性の方が高いでしょう。もっといえば、仮に1000万円の初期資金をあなたが持っていたとして、わざわざ倍の2000万円になるまで保有し続けるでしょうか?10%の利益が出たらさっさと売りませんか?

つまり、このように金額でみると少なく感じてしまうことは簡単にいえば錯覚なので初期資金の大小に関わらず利益率(%)で売りましょう。

これは競馬でも同じでいくら儲けたいかではなく、投資額に対して何%の回収が取れるかを常に考えます。万馬券を当てたから凄いとか偉いということはありません。100点買いで100倍を当ててもトントンです。10点買いで100倍を当てれば1000%の回収です。1点100円買っていたのか10000円買っていたのかで払い戻しは違いますが回収率は同じです。1万円儲けるのに軍資金が1万円の人は200%の回収が必要ですが、軍資金が100万円の人は101%の回収でいいのでその違いと同じです。

参考例

第三話の時にも利用したこちらの画像をご覧ください。

ある企業の値動きです。上がったり下がったりを繰り返しているのが分かると思います。

上と下を見てみると上はだいたい2800円くらい、下が2600円くらいです。この範囲で上がったり下がったりを繰り返しながら長期で見ると緩やかに上がっていきます。

これを見ても2600円で買ったとして10%増が2800円ちょっとなのでだいたいそれくらいの範囲で動いているのが分かります。一番下で拾って一番上で売って10%なので、下に下がり切る前に買って、上に上がり切る前に売ったとすると5~7%くらいの範囲の利益で売却を繰り返した方が効率が良いと考えられます。

このように常に%で考えておくことが売り時を間違えない事に繋がりますし、最初からそういうルールを作っておけば、それ以上株価が上がったとしてもルールの中でやっているので納得できますし、そのルールで売却したらそれが一番いいタイミングで売却後にズルズル株価が下がっていって最も高い所で売れたなんてことも経験出来る時があります。

hide流 中長期投資(数週間~数ヶ月)

個人的には中長期での保有を考えています。株主優待を受けるにはだいたい年に一度なので、そのタイミングで株を保有していないと優待を受けれませんから優待を受けるくらいの気持ちでいます。

しかし、優待を受けるまえに目標の利益率に達したらルール通りに売却をしていきます。

特に自己資金が少ない初期はこれを永遠に繰り返していきます。もっと資金が増えたら、利益があってもあえて売らないというような選択も出てきますが最初は1銘柄を出し入れして少しでも資金を増やしていきます。

偶然、株を購入した翌日に大幅に値上がりすることがあるかもしれません。そういうのは運が良かったと思ってすぐに売却して利益確定するといいでしょう。ただ、気持ちとしては数週間から数ヶ月くらいは保有してもいいというくらいの心持でいるといいでしょう。

とにかく、日々の値動きに一喜一憂しないということです。

株で儲けを出せない人の特徴としては、ちょくちょく一日に何度も値動きを確認する人です。デイトレーダーなど投資を専門でやっている人はもちろん別です。

ここでは初期資金が多くなく、1銘柄だけを購入した人のことを指します。

頻繁に値動きを見るのはデメリットしかない

売却額はすでに5~10%と決めているなら、わざわざ値動きを見る必要はありません。売りたい額を決めたならば指し値(売値を指定した予約みたいなもの)で出しておけばいいので、目標額に達して売れたら通知がきますから値動きを見る必要もありません。

逆に頻繁に見る事で値下がりをしていたら気になり続けてしまう人もいます。特に株を始めたばかりの人は少し下がっただけで凄く気にする人をこれまで何人も見てきました。

そういう人はだいたい上手くいきません。

売るタイミングを見ているのではなく、どちらかというと損してないかドキドキ見ているだけなのでメンタル的にもよい事は何にもありません。

よって、中長期で保有する気持ちで、指し値で売りに出しておいてそのまま放置しておくくらいのほどほどにしか関わらないくらいがベターです。

初期資金が少なければ少ないほど、他に銘柄も買えなければ追加で買う事もできないのでじっと待つしかありません。

損切りを覚えてはいけない

入門書などを読んでもとにかく頻繁に出てくるのが「損切り」という言葉です。

損をしてでも大きく負ける前に売って被害を最小限にとどめようという用語です。

損切りとは結局は赤字を出して確定させているだけの話なので「ちょっとしか損しないで済んだ」という考え方自体が個人的にはおかしいと思います。ちょっとでも損は損、負けは負けなので、ちょっとの損で済んだという納得の仕方はただただ自分に負けている言い訳をしているに過ぎません。

デイトレーダーなど、作戦として必要な損切りがあるのは間違いありません。

しかし、これまで知り合いで見てきてセンスがないと思う人ほど簡単に損切りをします。大部分は意味のない損切りをしていて、あとちょっと保有していたら逆に盛り返してプラスになってることが多いでしょう。つまり、ビビって我慢が出来てないだけです。なので、簡単に損切りを覚えてはいけないというのがhide流です。

たまごは1つのカゴに盛れ

投資の格言で「卵は1つのカゴに盛るな」というものがあります。これは色んな業種、色んな銘柄を保有することで経済リスクを減らすためです。

これはある程度軌道に乗ったり、最初からかなり大きな資金(1000万以上)で運用する一部の人に限られると思っています。

特に限られた資金で投資を始めたばかりの人がこれをやると、まず多くの銘柄を買うだけの資金がないのでそれ自体が難しいと思いますし、理屈としても無理があります。

最初の時点で大切なのは少しでも準備した資金を増やしていく事です。初期資金を増やすためにはある程度のリスクが必要です。そもそも初期資金は無理のない範囲で準備したものなので多少のリスクは背負ってもいいと思います。

大切なのはそこから少しずつ増やして起動に乗せる事なので、最初からリスクを分散することではありません。

必ずと言っていいほど初心者向けの投資本では出てくる格言ですが、これは大きく動かせるお金を持っている人の話だと認識してください。

最初はリスクを受け入れて一つのカゴに盛った方が軌道に乗せる確率が高いので最初に買うタイミングが重要です。

期待値とは人が損をしているときに儲ける

株式相場や世界情勢的に大きな下落になっている時期があります。例えば誰もが耳にしたことがあるとしたら、リーマンショックがありますし、近年ではコロナショックもあります。

こういう下落局面は儲けるチャンスです。

落ちるところまで落ちた時に拾えるかどうかがポイントです。時には関係ない銘柄まで一緒に下落しているケースがあるので、そういう銘柄が落ちすぎた時に拾っていきます。

個人的にもこういう局面を利用して儲けを出しているので、ライブドアショック、リーマンショック、コロナショックと波のあったときにはだいたい大きく利益が出ています。

普段から見ている銘柄が今回のショックで本来ならあまり影響を受けないはずなのに相場の下落に引っ張られて下落していた場合に少しずつ買っていきます。

ポイントは少しずつ買っていくということです。

こういう局面はまだまだ下がる可能性もありますし、急に回復して上がり始める事があります。

まだまだ下がった時にはさらに低いところで買う事ができるように少しずつ買っていきます。

逆にもっと底で拾おうとして買うタイミングを待ちすぎていると急に上がり始めて買うタイミングを失うケースがあります。その時点で少しでも買っていれば儲けルことはできるので、下げ局面の中で少しずつ買っていきます。

まだ落ちるかなーというところで100株買って様子をみて、さらにまだ落ちた時には当然先日買った100株は含み損になっていますがそういうのは全然気にしません。逆にまだ下がったならば100株追加して買います。次にまだ下がったなら今度は200株買って全部で400株にします。

そこからまだ下がるようなら引き続き少しずつ買い足していきます。そうする事によって購入した平均値がドンドン下がっていくので反発したときに持ち株数も多いですし、一気に儲ける事ができます。

基本的にすぐに○○ショックから回復するとは思っていないので半年から1年くらい先まで持つくらいの気持ちで買い進めていきますが、反発したときには一気に上がるので大きく儲かります。

多くの場合はこれ以上損したくないという気持ちから下がり局面では損切りをして売る人が続出します。それが結果として○○ショックを長引かせる事になっているので、自分がそこに参加しないことです。そう言う人はそこで売ったらもう買うタイミングを失っていますから上がり局面ではもう乗り遅れてしまい、結果的に最初の損切りで大きくマイナスしたままになってしまします。

とにかく先をみて含み損を気にしない事が何よりも大切です。

それができるかどうかは初期資金が余剰資金であるという余裕です。生活費まで入れていたら当然そんな余裕はないので良い判断ができません。

強気で入れるのは初期資金を余剰資金で始めることにあります。

コメント