📝【競馬コラム】難解に感じた共同通信杯を運良く勉強回顧では的中に繋げたhide指数の使い方

競馬コラム
スポンサーリンク

こんにちは、hideです。
最近は会報でコラムをお送りはしていても、なかなかブログでコラムを書くことが出来てませんでしたので久々に難解に感じた重賞を振り返ってみたいと思います。

東京新聞杯も難しく感じていたレースでしたが、そこでも運よくウインカーネリアンとナミュールを重視して勉強回顧で的中に繋げる事ができホッとしていた矢先にまたまた難しく感じる重賞で共同通信杯が行われました。

2週続けてたまたまいい形で良い結果になったので、hide指数を用いてどのような形でこの共同通信杯をアプローチしたか、指数のどこを見て考えていたかなどを簡単に解説したいと思います。

大部分は勉強回顧で解説している重賞検討会の内容となりますが、それに加えて当日の考えも執筆していきますので最後までご覧いただけたら嬉しいです。

スポンサーリンク

混戦に感じた共同通信杯

3歳限定戦の予想ポイント

このコースもこのレースも比較的得意としていて好きな条件ですが、今年はハイレベル拮抗に感じました。

まだhide指数を使った事がない方や最近使い始めた方でこれまでのブログ記事などを熟読されてない方には特に注目してもらいたいのが3歳限定戦(2歳限定戦)の狙い方です。

特にまだこのように戦歴が3戦未満の馬が多い場合は前走で新馬戦を使っている馬もいれば重賞を使っている馬もいます。

当然ですが重賞を使っている馬の指数の方が相手関係も強いので高く出てしまいます。ただ、それが間違っていわけでもありませんし、重賞を経験したというのはポジティブに考えられるプラス条件です。

しかし、単純に重賞を使ってきた馬(指数の高い馬)の方が未勝利を勝ったばかりの馬よりも上かというと一概にそうとはいえません。

そこで注目するのが新馬・未勝利での指数です。

どの馬も基本的にはそのクラスを通ってきているので同じクラスで比較した方が根本的な能力(基礎能力)の比較がしやすいです。そこを基礎として次に重賞での経験値などをプラスして考えてあげたり、新馬戦を一度使われた上積みを考えてあげたりします。

画像のこの部分をご覧頂くと新馬戦や未勝利戦で出した指数を表記しています。原則として、3歳限定(2歳限定)の1勝クラスやオープン戦で表示しています。

それによって新馬戦でどういう評価をしていたかが分かりますので潜在能力などの注目に繋がります。

とはいえ、使われつつ力を付けていく馬もいますからそれだけが全てではありませんし、そこ基準にしつつ考えていくのが予想の楽しみ方です。

ダノンザタイガーが最も高かったが評価を下げた

ダノンザタイガーの新馬指数81はかなり高いです。恐らく世代の中でもトップレベルの新馬指数だと思います。それでも、今回はこの馬は▲印と評価しました。

この経緯というのは勉強回顧でじっくりと解説していますが、とにかく今回の共同通信杯はハイレベル拮抗していて強弱も付けづらかったですし、3着くらいまでならどの馬にでも割り込むチャンスがあるレースだと感じましたので、その難しい中で上位候補になりそうな馬ということで絞り込んだのがまず5頭でした。

その中から何を◎にするかを考えていきましたが、最終的に◎にしたのは新馬指数が76とそこまで高くはなかったファントムシーフを選びました。

まず、ダノンザタイガーを軸候補から下げて▲までの評価とした理由はこの馬の脚の使い方と枠順と馬場にあります。

正直、この馬が勝つにはかなり上手な騎乗と進路運が必要だと判断しました。恐らく2~3着くらいまでではないだろうか、進路が取れなければもしかしたら馬券圏外もありうるというようなことを勉強回顧では前日に解説しました。

この馬の特徴は加速の遅さです。一方でノビノビ走れればいい脚を長く使う事ができます。

そういう馬なので動きづらい内枠というのは仕掛けを待たされる可能性が高くなりますし、スタートしてからすぐにコーナーを迎える東京芝1800mのコースを考えると、そのコーナーへの突入で外の馬に前に入られると位置取りを悪くする心配が出てきます。

つまり、上の画像のようなことです。スタート直後のコーナーでこうやって前に何頭にも入られる事は想像できるので、当然動きづらくなりますし、それに加えて加速の遅い馬ですから進路を取るのが遅くなれば仕掛けもドンドン遅くなります。

スピードに乗ってきたころにはゴールを迎えてしまう事が想像されますので、その時にこの馬より前にいる馬に先着されることはイメージできると思います。全てが万事うまく運んだ時に勝てる可能性はもちろんある馬ですが、むしろ勝ちきれない確率の方が高いだろうということは前日時点でも想像できる部分です。

それに加えて土曜日のトラックバイアスです。Twitterでも呟いていたと思いますし、勉強回顧チャットでも土曜日から話をしていましたが除雪後の東京の芝は圧倒的に前で運ぶ馬が有利で簡単に差し込んでこれてませんでした。そうなると必然的にダノンザタイガーは内に進路を取って差し込むにしても、早い段階で外に持ち出して差し込むにしてもトラックバイアス的には苦しいので、能力だけで2~3着に持ってこれる可能性はあるが取りこぼす可能性もあるので軸には選びづらく紐候補までという判断が妥当という解説を勉強回顧でしました。

ファントムシーフを軸に選んだ理由は

タッチウッドにするかファントムシーフにするかで軸選びでは悩みましたし、勉強回顧の中でも悩んでいるということを明確に発しております。難しいものは「難しい」という性分なのでそのように伝えた上で、最終的にファントムシーフを選んだのはタッチウッドが1戦馬だったということと、ルメール騎手が土曜日からトラックバイアスを意識してかなり積極的な運びを見せていたからです。

もちろん勉強回顧で重賞検討会は前日の土曜日に考えて書いているので土曜日の傾向を見ながら検討しています。そこでルメール騎手の積極性が目につきましたし、もちろんこの馬は新馬戦の時の指数はそれほど高くありませんが、その後に使われつつしっかりと指数を上げてきていて力もつけていますし、前走もG1で内側からしっかり伸びる競馬をしていますので、この馬がルメール騎手によって積極的に前で運ぶ競馬をしたなら土曜日のトラックバイアスから考えても十分軸に選べるという判断をしました。

タッチウッドは新馬指数80というダノンザタイガーに劣らないだけの高い指数を出しているので注目でしたが1戦1勝馬は二走ボケが出たりとかしてポカするケースがあります。それは人気にもなっていたタスティエーラも同じ事がいえるので、他に軸に出来そうな2戦以上している馬がいる場合は出来るだけ1戦馬を軸に選ぶのは避けた方がよいという持論があるのでそこらへんの比較から最終的にファントムシーフを軸に選びました。

東京9R初音Sを見て

9Rに行われた初音Sには注目していました。

勉強回顧会員向けにもこのレースには注目するようにという話をしましたが、その理由として川田騎手が比較的ダノンザタイガーに似たような脚を使うタガノパッションに1枠で騎乗していたからです。

この馬を内枠からどのように捌いてくるかに注目しました。

このレースで2着に持ってきた川田騎手でしたが、控えて外に出したりせず、どちらかというと前半で遅れないように運んで馬群の中に進路を見つけた差し込みを試みていました。しかも、それが成功して2着まで持ってきていたので恐らくメインも同じような騎乗をするだろうと考えました。

後方に下げて外に出すような競馬だと厳しいですが、ある程度ポジションを取る意識を感じたので後方になったら勝負にならない馬場状態であることをよく認識した騎乗に見えましたから、こういう騎乗ならメインでもよっぽど前が壁になったりしない限りは3着くらいまでは持ってこれるのではないかと感じました。

そこで勉強回顧チャットでは以下のように発言しています。

ここで3連複の相手(2列目)候補にはできそうという感じを受けた9Rの内容でした。

混戦で難しく特殊な予想方法でしたが

ほんとにこのレースは考えるのが難しかったのでhide指数を使いながらもトラックバイアスや展開はもちろんですが、騎手の動きなども意識しながら特殊な考え方をしたことには間違いありません。

ただ、根本としては指数の高さはもちろんですが、チェックコメントにもダノンザタイガーは加速の早くない馬というのを新馬戦から解説してきた部分なので指数とチェックコメントを存分に生かすことで少なくとも軸にするには心配材料があるという判断ができ、他の馬を軸に選ぶという選択に繋がっていきます。

指数の高い順に馬券を買うというのがhide指数の特徴ではなく、指数の高さを生かしつつ、その馬の脚の使い方や特徴も踏まえながら、トラックバイアスと展開を考慮して最も確率の良いであろう馬から狙っていくということが上手くマッチした結果になったのがこの共同通信杯だったり、前の週の東京新聞杯です。

買い方は難しく考えず

ファントムシーフが思ったほど人気になってませんでしたので馬連で流してもそこそこいい配当がついていました。ダノンザタイガーが2着までこれずに3着止まりだとしたら相手にはもっと人気のない馬が入ってくるので馬連は手広く流しても配当の良いところが入ってくれることを祈るだけでいいのでシンプルに流すだけでした。

結果的には1着◎ファントムシーフ、2着○タッチウッドだったので厚めにしていた所が入ってくれたうえに19.4倍という高配当の組み合わせになってくれました。

3連複は少しだけダノンザタイガーが3着くらいに来る可能性を9Rから感じたのでファントムシーフやタッチウッドとの絡みで少しだけ参加して的中しましたがこちらは17点も購入して厚めにはしていたとはいえ24倍と安い結果になってしまいました。

難解なレースながらも◎→○→▲という結果になったことは運もよかったと思います。

ただ、最善を尽くて少しでも考えられる高い確率の狙い方をし続けるだけです。毎回的中できるわけではありませんが少しでも確率の良い狙いをし続けることで難しいレースでも当てれる確率が上がればと思って最善を尽くしています。

たまたまパドックでもよく見えた

パドック診断では馬の能力や自分の予想は完全に排除してパドックだけを見て良く見えたかどうかで無心に判断しています。それでも今回はこれら上位に入った3頭は良く見えていたので良い後押しになりました。

いつもパドック診断を応援して下さっている方もたくさんいるのでとても励みになっていますし、たまにですがいい結果が伴うとホッとします。

これからもhide指数を使いながらパドック診断や勉強回顧の重賞検討会などを活用して皆様のよい予想を楽しみにしています。少しでも予想の上達のお役に立てたら幸いです。

おまけですが京都記念もパドック診断は2着は抜けてましたが、掲示板以内の好走という面ではなかなか良い結果になりました。

いつも応援ありがとうございます。皆さんからもらうイイネはとても活力になっています。

重賞検討会(勉強回顧)今年の成績はこちら

1着馬よりも強い競馬をした馬を見たことはありませんか?それを解決する指数です。
3分で分かるhide指数競馬新聞


hide指数競馬新聞PDF&チェックコメント
勉強回顧(重賞検討会)


>>不利やロスを完全手動補正したhide指数競馬新聞
 1レース10円強で使える競馬新聞型の指数。動画でも度々公開されるチェックコメントも閲覧可能。ワンランク上の予想に欠かせないアイテム

>>重賞検討会は勉強回顧にて
 展開解説から投資方法まで予想やアプローチのノウハウを講義。2002年から19年続いているお役立ちコンテンツ。 重賞の展開予想や切り口なども毎週解説中

JRA公式

コメント