前回は馬場判断はについてお話を始めました。
その続きで今日はダートの状態についてお話したいと思います。
JRAの発表だけで馬場を判断するのは難しいので自分の目で見て判断しよう!と言うのが大事な部分です。しかし、この馬場を判断するという技術は簡単には習得できません。
でも、これは毎週意識的に観続けることで必ず習得できるものなので、常に意識しながら馬場を見ておく事の積み重ねが大事になってきます。^^
では、ダートの状態というのを人間に例えて分かりやすく説明してみましょう。
例えば、人がフカフカの乾いた砂浜を走る時ってどうですか? 凄い力もいるし、スピードも乗らないですよね。仮に10m先に走る人を追いかけようとしたときに、自分の方が足が速かったとしても逃げる人を捕まえるのには時間も掛かります。
しかし、波打ち際で少し表面の濡れている砂浜だったらどうでしょう?
この状態だと砂も締まっていてスピードも出しやすいですよね。そうなれば10m先にいる人と追いかけるのもかなり楽になります。
さらには、もう少し海に寄ってみましょう。足首くらいまで水がある所を走るとなると、足も砂の中に埋まるような感じで取られてしまうし、またまた走りづらくなるので前にいる人を捕まえるのには時間は掛かってしまいます。
これがダートでいう、良、稍重、不良 という違いだと思ってください。
同じ良でも、砂浜で砂の深いところと浅い所ではまた違うのが分かりますよね?
同じ不良でも水面が足首の状態と、足の甲までもない状態ではまた走りやすさも違います。JRAの発表ではこれが同じ分類にされてるので、自分の目でみて判断する事が大事ですよ…という事になります^^
前夜に雨が降っていたり、開催日に雨が降っていたり、もしくは、だんだん乾き始めている状態などで時間によっても馬場の状態というのは変化があるので常に意識しておかなくてはなりません。
それを判断するのは実際に行われているレースを見て、どの馬がどのようなペースでどういう走りをしているかから判断します。常にそういう意識で馬場を見ていると気づかないうちにその技術は習得されるのに焦らずに時間を費やしてみていく事が大事です。
次回は芝の状態についてお話したいと思います。(*u_u)