前回は馬場判断の芝編をお送りしました。
今回は各馬の分析(位置取り)というテーマでお送りします。
コースの熟知→馬場判断 これが出来るようになったら次に展開を考えるために馬の特徴や枠順などを考えていきます。
その中でもまず最初に大事なのが枠順です。
コースを熟知すればするほど枠の大事さというのが分かってきます。
例えば一般的に内枠が有利とされるコースであっても、出ているメンバーや脚質によっては内側が不利になることもあります。
一番簡単な説明をするならば、内枠が有利といっても差し馬の場合は内で包まれてしまう心配があったりする展開になるケースも出てきます。だからといって内枠の差し馬は常に不利になるかといえばそうではありません。そこが展開を考える上で熟練度が必要な部分です。同じコースで同じ内枠の差し馬だからといっても、他の馬の動き次第では内差しが狙える状況だったりもするので、そのレース全体の展開を考えてあげます。
展開はどうしてもパターン化できないんです。正確に言えば出来ないのではなく、数百パターンもあるのでそれを抽出して書くこともできないですし、1つ1つをパターンで覚えようとしても臨機応変な対応が出来なくなってしまうので概要として覚えて行く必要があります。実例を挙げながら色んなパターン説明をしているのが勉強回顧 です。
次回は展開の概要について説明していきます。