凱旋門賞2020特集 今年活躍が見込める有力馬をピックアップ Prix de l’Arc de Triomphe 2020

競馬コラム
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凱旋門賞2020出走予定馬一覧

今年日本からの参戦はディアドラのみですがレジェンド武豊騎手がジャパン(愛)に騎乗する見込み。帰国後2週間は隔離され日本での騎乗が出来ないという話がある中で有力馬の1頭への騎乗は楽しみな今年の凱旋門賞です。

ペルシアンキング(フランス)
テレキャスター(イギリス)
ジャパン(アイルランド)
ウェイトゥパリス(フランス)
ガイヤース(イギリス)
ソフトライト(フランス)
ストラディバリウス(イギリス)
ソットサス(フランス)
エネイブル(イギリス)
マジカル(アイルランド)
ドニャー(ドイツ)
ディアドラ(日本
シャシュナック(フランス)
インスウープ(フランス)
モーグル(アイルランド)
ラービアー(フランス)
ラブ(アイルランド)
タルナワ(アイルランド)
ガリレオクローム(アイルランド)
サーペンタイン(アイルランド)
ソヴリン(アイルランド)
ゴールドトリップ(フランス)
ロイヤルジュリアス(フランス)
9/30現在(15頭)

凱旋門賞枠順確定

引用:JRAオフィシャルサイト

 枠順の発表がありました。残念ながらLoveは回避とのこと。かなり芝の状態が悪いようで馬場を嫌ってこれからもまだギリギリで回避する馬が出てくるかもしれません。日本と違って海外ではよくある事なので直前まで分からないので注意は必要です。

4番ジャパン、5番ソヴリン、13番モーグル、14番サーペンタインは出走取り消しとなりました。
20/10/4

ロンシャン競馬場

 タフさとスピードの必要なコース。改修後は直線にオープンストレッチと呼ばれる内側に進路が取れるように仮柵が設けられました。オープンストレッチを有効にすることで内側で溜めていた馬が進路が取れなくなるという事を防ぎます。それまでは包まれて進路が取れず脚を余していたような馬にも直線で馬群がバラけることによって不利を受けなくなる以上に距離ロスのない脚を溜める立ち回りができるようになったのが大きな変化です。

 基本的に前半はダラダラと流れる事が多く、後方から直線だけで一気に差し切るという事は少なく、ある程度前の方で自在性を生かして早めに仕掛けて動ける馬が有利。イギリスと違い直線に急坂があるわけではないので当日の芝状態が良ければ位置取りとスピード、持続力を生かせる馬が有利。

 枠順としても出来るだけ最初から好位を取って行けることが理想なので馬場状態さえ悪くなければ内枠から運んでいける馬が有利なので最終的な出走頭数と枠順にも着目。

有力候補解説

エネイブル Enable

 今年で4回目の凱旋門賞。3連覇がかかった去年はヴァルトガイストの脚に屈しての2着。その後のエクリプスSでもガイヤースに負けて2着とピークの終焉を思わせたところもあるがそこから一気に復活劇を見せました。7/25にアスコット競馬場で行われたキングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは3頭立てとかなり少ない頭数で駆け引きの多い競馬になりながらも快勝。連敗が続いていただけに景気づけとしては良いレースになった。9月にはイギリスのケンプトン競馬場で行われたG3のセプテンバーSに出走。61㌔を背負っての競馬ではあったが相手関係にも恵まれて快勝で凱旋門賞へと駒を進めた。

 正直、ここ2戦の相手関係や頭数などからすると勝って当然の競馬ではあったので去年の凱旋門賞、そして今年の復帰戦となったエクリプスSでの2着敗退からどれだけ状態を戻してきているかに注目が集まります。

 それでもこの馬の能力はまだまだ衰えてないだけの動きは見せているので十分に活躍の期待は見込まれると考えます。

ジャパン Japan 取り消し

 今回は武豊騎手の騎乗で注目を浴びる事になるであろうジャパン。この馬の特徴は以前に動画などでも解説していますが個人的にはあまりイギリスの急坂のあるコースが向くタイプだとは思わないので今年のアスコットではエネイブルに完敗したがコース的には致し方ないという感想。ヨーク競馬場では急坂の鬼でもあったクリスタルオーシャンを差し切っているだけの力があります(上画像)。アスコットなどにに比べてロンシャンは直線に急坂はないのでこの馬としてはもう少しレースがしやすくなるのはプラス材料です。去年は4着でしたがそれくらいの力は持っている馬です。コース適性としては好転すると考えられるので巻き返し期待の一頭。

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マジカル 回避

 マジカルも過去に動画(プリンスオブウェールズSだったかな?)で解説したことのある馬ですが能力は非凡。あのプリンスオブウェールズSではクリスタルオーシャンを急坂の鬼として評価しており、その馬に屈しての2着となったがその時の3着馬が去年の凱旋門賞馬にもなったヴァルトガイスト。

 今年もすでにG1を3勝しており5歳牝馬ながら全く衰えを感じません。去年は先に抜け出して5着に敗退してしまいましたが積極的なレース運びができるのはこの馬の強み。個人的には東京競馬場が向く馬だと思っているので是非ジャパンカップに出走して欲しい一頭。

 ここまでの今年のレースぶりの安定感からもまだまだ侮れない馬なので巻き返しに注意。能力は高い。

→去年の凱旋門賞事前解説動画はこちら

ラブ Love 回避

・20/08/20 ヨークシャーオークス(G1)1着
・20/07/04 英オークス(G1)1着
・20/06/07 英1000ギニー(G1)1着
・19/10/11 フィリーズマイル(G3)3着
・19/09/15 モイグレアスタッドS(G1)1着

 前走のヨークシャーオークスこそ少頭数の緩い流れで先行していくことが出来ましたが、多頭数で少し流れると位置取りを悪くする可能性の方がまだ高いと思います。1000ギニーでは1600mが明らかに距離は短くてレースをしづらそうに走っているので距離延長したことでその後の2戦は多少レースはしやすくなってます。

 しかし、仕掛けてから反応がいいタイプではなく追って追って動かしていくようなタフな馬。その代わりスピードに乗せてからはバテない長い伸び脚を使う事ができるのがこの馬の強み。特に英オークスでは前の2頭が引っ張っていくような展開で離れた位置から早めのロングスパートで長く脚を伸ばすと後続を突き放す快勝の強い競馬を見せました。

 能力的な高さは感じるので面白い馬だと思いますがどちらかというとロンシャンよりはアスコットなど長い急坂のあるコースの方がより力を発揮出来そうな走法。

 今回の凱旋門賞で人気の一角にもなると思うし、能力的にも斤量的にも面白い1頭になると考えられるが位置取りを悪くする可能性があるだけに展開や馬場が向かなかった時に前で運ぶ馬を捕まえ切れず・詰め切れず、というような競馬になる事は考えられます。この馬の良さを発揮するには少しでも前崩れのタフな展開になるか、それに近い形で自分から早めに動いて先頭まで早期に射程圏に入れるような運びができる必要があると感じます。

 個人的には今回は人気を被るようであれば紐の一角に押さえる程度に留めて急坂のコースで積極的に狙いたいと思う一頭です。人気が思ったほど被らない・オッズが付く状態であれば能力的にも狙ってみる価値はあるだけの馬だと思います。

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ストラディバリウス Stradivarius

黄色帽子黒服

 凱旋門賞の前哨戦でもあるフォア賞(9/13)でアンソニーヴァンダイクの2着をしたのがこのストラディバリウス。位置取りのいい馬ではありませんが中団から少し前で運んでいくことは出来るスタミナタイプ。仕掛けてからの加速が遅いので徐々に加速して長く脚を伸ばしてくる馬です。

 どちらかというと2400mよりは3000mを超える長距離で心配能力の高さと持続力の高さを生かした競馬が向く馬。消耗戦になれば最後まで伸び脚を使える馬ですがロンシャンの2400mで勝ちきるには加速力の遅さがネック。全体が早めに動くようなタフな展開になったときにはこの馬のスタミナが存分に生きてくる可能性はあります。

ソットサス Sottsass

緑帽緑服

・20/09/12 愛チャンピオンS(G1)4着
・20/08/15 ゴントービロン賞(G3)2着
・20/06/14 ガネー賞(G1)1着
・20/05/11 アルクール賞(G2)4着

 去年の凱旋門賞3着馬。今年はガネー賞でG1を勝利し仏ダービー以来のG1勝利となりました。この馬の特徴としてはバテない粘り脚を持っているが自分から伸びていくほどのいい脚までは持ち合わせてないタイプ。それだけに早めに進出していければ最後まで我慢していきます。去年の凱旋門賞でも詰め寄ってきた4着馬ジャパンを最後まで抜かせないタフさを見せました。一方で前走の愛チャンピオンSのように先に他の馬に抜け出されてしまうとそこの差を詰めていくのが難しくなります。
 少頭数だったガネー賞は早めに仕掛けていく競馬ができたので最後まで凌ぐ競馬ができましたが多頭数になる今回は位置取りが悪くならない事も条件になってきます。馬名から”そっと差す”なんてイメージが勝手につきそうですがどちらかというと差すよりも我慢するタイプなので注意が必要。

ラービアー Raabihah

白青帽青服

・20/09/13 ヴェルメイユ賞(G1)2着
・20/08/01 プシケ賞(G3)1着
・20/07/05 仏オークス(G1)4着
・20/05/14 セーヌ賞(L)1着

 3歳牝馬で仏オークス4着、ヴェルメイユ賞2着とまだG1勝利はない馬。ヴェルメイユ賞では後方待機でジックリ脚を溜めてフォルスストレートを抜けるまで最後方から直線で外に持ち出すと勝ったタルナワと共にいい脚を使って伸びる。鋭く長い切れ味を発揮。

 プシケ賞ではある程度の位置で運びながら無理なく流れに乗っていく競馬。それでも中団くらいで溜めながらの追走。少頭数もあって後半は隊列が詰まり直線に出るころには好位3番手からの追い出しで反応の良い加速と長い脚。

 仏オークスでは緩い流れを先端外追走で終始外を回しながらの運び。かなり手応えとしては良い状態で回ってきたて仕掛けてからも脚は伸ばしている。4着ではあったが上位4頭が一緒にいい脚を使って伸びていったようなレースで悲観する内容ではなく伸び脚としても高く評価は出来る。

 位置取りがいまいち定まってないのが難点ではあるが先団で運べなくもないので良い位置で運べたときに3歳牝馬の利を生かして切れ味を発揮するチャンスは考えられる馬。G1はまだ無冠ではあるが加速力の良いトップスピードを使えるのは魅力的な一頭。

インスウープ In Swoop

黒帽赤服青袖

・20/09/13 パリ大賞典(G1)2着
・20/07/12 独ダービー(G1)1着
・20/06/06 グレフュール賞(G2)3着
・20/05/15 未勝利戦 1着

 G2のグレフュール賞では窮屈な内側を突く事で後半はやや進路が取りづらいままのゴールとなった3着でした。
 基本的には追い込み馬という認識で良い馬ですがその脚はなかなかの切れ味で非凡。
 独ダービーでも後方から直線では馬群の中に進路を取って差し込むと鋭い脚を使って抜け出す瞬発力の高さを発揮。

 パリ大賞典でも後方からの競馬で内側を突いて抜け出したモーグルの脚もよかったが外に出すのに少し手間取って3着が精一杯と思わせながらも2着まで届いてしまうくらいの鋭い脚を見せました。位置取り的にも展開待ちにはなりますが切れ味の鋭さは侮れない馬。

モーグル Mogul 取り消し

青橙帽青服橙丸(オブライエン)

・20/09/13 パリ大賞典(G1)1着
・20/08/19 グレートヴォルティジュールS(G2)3着
・20/07/30 ゴードンS(G3)1着
・20/07/04 英ダービー(G1)6着

 ジャパンの全弟。

 前走パリ大賞典で初G1制覇。中団からの差し馬で鋭い脚を使うというほどでもないが一歩ずつ伸びるタフな持続脚を持ってる馬。パリ大賞典では中団の内待機で上手く内側を縫って先に抜け出す競馬ができた。立ち回りが上手だったが2着に差してきたインスウープの切れ味の方がどちらかというと目立ってしまう。先の抜け出しができれば持続力はあるので簡単には失速せず最後まで伸び脚を使えるがこれまでを見てもそれほど位置取りがいい馬ではないだけに前半の位置取りと仕掛けのタイミングがカギ。

 勝ったG3のゴードンSでも少頭数ではあったが中団外目を追っ付け通して一歩ずつ脚を伸ばしていくタフで長い持続脚での差し切り。前崩れの展開になればこのタフさは生きる。

ペルシアンキング Persian king

薄青帽青服薄青袖

・20/09/06 ムーランドロンシャン賞(G1)1着
・20/08/16 ジャックルマロワ賞(G1)4着
・20/07/19 イスパーン賞(G1)1着
・20/06/28 ミュゲ賞(G2)1着
・19/06/02 仏ダービー(G1)2着

 マイル先行馬で今回は距離が課題とされるが渋った馬場の方がもっと課題になりそう。仏ダービー(2100m)では外回しの先行から先に動く競馬をしてソットサスに標的とされ屈した内容でした。最後は距離の壁も感じる伸び脚ではあったものの今回は中枠のゲートに入る事からも先団馬群の中で脚を溜める事ができればある程度距離の克服は可能。ただ、2走前のジャックルマロワ賞は見た目にも馬場状態に重たさを感じましたので、そういう馬場になったときにこの馬のスピードというのが生きてこない恐れは高く感じます。ベストは良馬場のマイル先行押し切りではありますが馬場が回復して良好で行われるようなさ好位馬群で溜める脚という運びは可能。

ゴールドトリップ Gold Trip

白帽緑服

・20/09/13 パリ大賞典(G1)3着
・20/07/05 仏ダービー(G1)11着
・20/06/06 グレフュール賞(G2)1着

 前走はパリ大賞典でモーグル、インスウープに次ぐ3着でしたがレース運びとしてはある程度好位で積極性のある仕掛けもできてほぼ2着に近い内容の競馬をしました。インスウープの脚が鋭すぎただけでこの馬なりにタフに脚は伸ばしています。
 G2ではありましたが3走前のグレフュール賞では好位内から抜け出してじりじり長く脚を伸ばしていく競馬ができています。稍重だった仏ダービーは大きく負けてしまいましたが渋った馬場を苦にするような印象はないので逆にこういう脚が使えるのは渋った馬場を味方に出来る可能性はありそうな馬。ある程度の位置で運んでいくことが出来るので多数の取り消しがあった今回は先行策からタフな持続脚を生かすチャンスは生れてきそうな3歳馬。

随時追加

凱旋門賞直前まで出来るだけ随時追加していきます。ブックマークして頻繁にご確認いただければ幸いです。

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