有馬記念2020レース回顧(スタートからゴールまでリプレイ日記)

競馬コラム
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有馬記念2020

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 有馬記念お疲れ様でした。また、一年間お疲れ様でした。色々あったこの一年でしたが競馬界では三冠馬や牝馬の大活躍などで今年の年度代表馬はどの馬になるのだろう?という感じです。三冠馬にもグランプリ馬にも天皇賞とジャパンカップで勝利したアーモンドアイというところで落ちつくのでしょうか?発表を楽しみにしたいと思います。

有馬記念リプレイ日記

 それでは行われたばかりの有馬記念のレース回顧。というか、レースリプレイをしていきます。

スタート

 スタートで後手を踏んでしまったのはモズベッロとキセキでした。最近は好スタートを決めていたキセキなので今回は逃げるパターンと出遅れるパターンの両方で展開を考えていましたが模擬レースでいいので逃げるパターンも見てみたいですね(笑) 残念なスタートになってしまいました。
 フィエールマンが少し腰を落とすような感じというかダッシュが付かないスタートにはなりました。

 それによってバビットの逃げになりましたので結構なスローの流れになったと思います。ここにキセキが絡んでいったらどうなっていたか。

 クロノジェネシスは想像していたよりも少し位置取りとしては後ろになりました。天皇賞ではスタートで接触などがあったことを動画でも解説しましたが今回はそこまでの不利はありませんでしたし単純に一歩目のダッシュの差が出た感じです。

 外側のカレンブーケドールにちょっと先行されたことでスタート直後にカーブのコースですから真っ直ぐ走らない分だけ多少狭くなって無理に前に行くのを控えたというくらいです。その結果いつもよりも後ろからの競馬になってしまいましたがとても落ち着いた騎乗をしているように見えました。

1回目のスタンド入口

 フィエールマンの進出は想像以上に早かったです。この日の芝状態を考えると後方から差すだけの競馬では展開の助けがないと苦しいのでルメール騎手の判断が早かったです。最初のスタンド前に突入してから動くかと想像していましたが直線に入る前のカーブから動いていきました。

 フィエールマンのこの位置でのレース運びというのはちょっと想像外でした。かなり流れとしてもこの時点では落ち着いていたので、これがキセキが逃げていたらここまで動く事もなかったかもしれませんがバビットの逃げなので意識的に早く進出した感じもあります。この流れでこの位置にいたらフィエールマンとしてはほぼ馬券圏内は確定したような感じに思ってレースを見ていました。

 オーソリティなんかも好位でいい位置で運んでいましたがこの馬は後半は思ったほど動いていきませんでした。先行力とレース運びは上手な馬なので来年はもう少し揉まれながら楽しみな馬になってくると期待したいです。

 豊騎手のワールドプレミアは比較的いい位置で前半は運んでいましたが外に持ち出すチャンスが全然ないままになってしまい、しかもブラストワンピースが失速してきたこともあって好位内だったことが仇になって後半では位置取りを悪くするような競馬になってしまいました。それでも直線では進路を探しながら馬群の中を縫って伸びていますのでやや消化不良の競馬になってしまいました。

残り1000m

 残り1000mのハロン棒が見えますがこの位置からクロノジェネシスはジンワリと外を回して動いていきます。その前にはラッキーライラックがいて、その外から被せていくような競馬をしました。ラッキーライラックとしては本来なら被される前に外から進出していきたいタイプですが今回は福永騎手のテン乗りという事もあったので福永騎手とGCタイプの相性は水と油とこれまでも言ってきたようにここで脚を溜めてしまって動かしていかないのでどうしても脚を余してしまうことが多くなってしまいます。ましてや今回は外からクロノジェネシスに被されたことで今度は動いていく進路がなくなったのでこの馬としては後手後手になってしまいました。ここは乗り替わりの時点である程度想定できる範囲になりました。

 このように外から被された事で青い帽子のラッキーライラックはクロノジェネシスに蓋をされてしまうような形になって余計に動きづらくなってしまったので追い出しを我慢しない方がいいタイプのラッキーライラックなので本来であればクロノジェネシスよりも前でカレンブーケドールがいるような位置まで押し上げていけた方が理想です。ここは乗り替わりの分と枠順である程度想定されたところになります。

 クロノジェネシスはこの辺りから4コーナーを回るまでの手応えがダントツだったので余裕でフィエールマンを射程圏に入れていくようなレース運びから抜け出していく圧巻の競馬ができました。

 一方、2着になったサラキアはまだこの位置にいます。この日の馬場状態とこのレースの落ち着いた流れを考えるとよく差し込んできました。内側馬群が少し渋滞しているのでその分で外に出していけた事は向いたと思います。サラキアに関しては重賞検討会では注意しておいた方がいい馬という解説しました。その理由としては有馬記念の解説動画でもお話しましたが夏以降に調子が上がってきています。調子の上がってきている牝馬というのは一度大きく崩れるまで好走を続ける事があります。今回がもしかしたら崩れる番かもしれませんし、まだ好走が続くパターンかもしれないので注意しておいた方がいい馬という評価をしました。特に今回は調教評価もよかった馬ですから無印には出来ない馬という解説でした。

4コーナー出口

 クロノジェネシスの手応えは圧巻でした。来年も楽しみです。ラッキーライラックは先ほどの箇所で自分から動いていく前にクロノジェネシスに被されてしまったことからこの位置まで下がってしまいました。それでも後半は伸びているので完全に仕掛けのタイミングを失ってしまったことが残念な結果に繋がってしまいました。

 また、ワールドプレミアはあれほどいい位置にいたのにここまで追いやられてしまうような競馬になってしまいましたがそれでも馬群の中を突いて5着まで伸びてきています。

直線


 馬群の中を突いて差してきているのがワールドプレミアとラッキーライラックでこの2頭は身動きが取りづらかったながらもよく盛り返していると思います。それだけ内側馬群の方が渋滞していたこともあるので外に出してノビノビと走れたサラキアはいい形でトップスピードに上げていく事ができましたので展開的にも後押しになりましたし、状態の良さと夏以降しっかりと力を付けてきたことが形になったと思います。

 カレンブーケドールも終始レース運びとしては悪くなかったと思いますがジャパンカップを使った後だったこともあってか後半で一伸びが足らなくなりました。

 フィエールマンは早めの運びをしたこともあって標的となってしまったので追ってから爆発力がやや足らなくなってしまいましたがそれ以上にクロノジェネシスの動きがダントツで目立つレース内容に感じました。

 直線ではペルシアンナイトがよく伸びていたなーというのが印象としても残っています。今回は内側の方で少し進出しづらくなった馬などもいましたのでそういう意味では先に抜け出した馬と馬群の外に出した馬がノビノビ走れたというのは良かった点だと思いますし、ごちゃごちゃした中でも差し込んできたラッキーライラックやワールドプレミアは乗り方一つ、レース運び一つでもう少し上位との差を詰めれていたかもしれないと感じるレースでした。

 どちらにしても◎クロノジェネシスは圧巻の競馬を見せた今年の有馬記念でした。来年も楽しみな馬になってきます。

1着◎クロノジェネシス
2着注サラキア
3着○フィエールマン


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