初級編(11)

競馬コラム 初級編
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 そもそも初級編といっても全然内容としては初心者向けではないですけど、初級編です。

 前回は隊列S・M・Lの話をしました。

 今回は隊列が長くなるとどうなるか、という事について書きます。

 長い隊列=Lタイプ

 Lタイプのレースでも2種類あります。

 1つは前が競り合う事によって隊列が長くなるケース

 2つ目は単騎で逃げて後続を引っ張るケースです。

 隊列が長いといっても別に大逃げなほど長い訳ではありません。

 短い(S)=団子状態
 普通(M)=団子状態ほどでもなくそれほどゴチャゴチャまてしていない

 その次の段階が長い(L)です。

 主に積極的な逃げ馬や先行馬が多いとこうなりやすいです。

 ただ、隊列が長くなるという事はペースが速くなると勘違いする人もいますが、そういう訳ではありません。スローで隊列が長くなるケースもあれば、もちろん速い流れのものもあります。

 スローで隊列が長くなる時はある程度積極的に逃げる馬が1頭でもいて、大半が控えめな後方脚質の馬や積極性のない先行馬の時にはこうなりやすいです。

 では、隊列が長くなるとどう影響するか。

 主に競り合わずに単騎やスムーズな先行で隊列が長くなる場合というのは前に行く馬がかなり楽をしますので、一見すると何かガンガン飛ばしているように見えてしまいがちですが、実は逃げ馬などは競られたり後続から突かれない競馬になると道中でかなり息を入れやすくなるので直線に入ってからもう一度脚を伸ばす事が出来ます。

 また、隊列が長くなるという事は3コーナー付近から後続馬が前との差を捕まえに動きます。これは先行馬でも何パターンかあります。

 最初から逃げ馬をマークしているような先行馬は逃げ馬と同じように道中で息を入れながら進めますが、それよりもやや離れた先行をしている馬というのも前を捕まえようと3~4コーナーのカーブで追い上げ始めます。

 ここで脚を使う先行馬や差し馬というのは普段よりもかなり早くから仕掛ける事になるので直線では脚がなくなってしまって前で楽をしていた馬に押し切られてしまいます。能力的に差して来れるとしたらかなり持続力のある馬がこのパターンでは活躍します。

 早くから追い出しても持続してジリジリと伸びれるタイプに向くパターンです。

 隊列が長くなる時に一番気にするのはどの馬が前を捕まえに動くかです。また、その馬たちの中で持続力のある馬とない馬を分けて考えます。持続力の無いタイプは馬券からはまず外します。最初にどの馬が苦しいかを考えておきます。

 逆に前で楽をしている逃げ・先行馬に十分な能力(指数が高いなど)があればもちろん狙っていきます。

 その前に行く馬がいまいち信頼性のおけないショボイ馬ならば前を追いかけながらでも持続して脚を使える馬をピックアップします。何故ならばいくら楽をしている逃げ馬でも能力的に劣るならば足らない場合があるので、その能力の足らない馬が楽をしている状態と、能力は足りるけど前を追いかけながらかなり脚を浪費している馬とを比較してどちらが馬券として理想的かという天秤にかける事で軸馬が決まります。

 仮に前に行く馬も、それを捕まえに動く馬もショボい場合は、ワンテンポ遅らせて追い上げてくる馬が活躍します。

 これは前を捕まえに動いた馬は当然ながら早くから脚を浪費しているので垂れ、楽をしていた逃げ馬は能力的に伸びきれず、最終的にそれらが垂れたところをワンテンポ遅らせて追い出した事で鋭く脚を伸ばす追い込み馬が一気に交わすパターンです。

 よくゴール前で二転三転して最終的に追い込み馬の2頭で決まるというのを見たことがあると思いますが、隊列が長くて前を捕まえに動いて消耗した馬が多い時はこういう決着になりやすいです。

 指数を使う場合にはとても簡単に考えます。

 一番楽をしている前で競馬をする馬には指数に数字をプラスしてあげます。

 そして、それらを捕まえに早くから動く馬は逆に指数から数字をマイナスして考えます。

 最後にワンテンポ遅らせて差してくる馬には少し数字をプラスします。ここではなぜ少しかというと位置取りが悪い分を考えて前との距離を縮める時間が必要なので少しだけプラスをして考えます。いくら前が垂れてくるからといっても直線に入った時にあまりにも先頭から位置取りが離れているとワープは出来ないのでそれだけの時間が必要だからです。

 1コーナーをどんな隊列で回るのか、そしてレース自体が3コーナーから動くのか、それとも4コーナーから動くのかで予想は変わってきます。特にLタイプのレースはレースが動くのが早いので前を捕まえに動く馬の消耗は激しくなります。

 ただ、このタイプのレースは適切な馬さえ見つかればかなりいい配当が望めるケースが多いのも特徴です。

 記憶に新しい所では2009年のエリザベス女王杯も比較的このパターンに近い状態です。ちょっとあれはスローすぎるの縦長すぎるというのはあるので誤解を招くかもしれないのと、後続があまりにも前を捕まえに動かなかったというのはありますがパターンとしてはこのLタイプの一種です。ちなみにあそこまで隊列が長くならなくてもLタイプです。あのレースに限って言えばスローのLLLタイプくらいです。

 本来ならば先行勢があの2頭を3コーナー手前くらいから捕まえに動かなくてはならないのに全体が牽制しあったのと、勝手に失速するだろうと思い込んだのかもしれません。あの時捕まえに行くべき馬というのが人気していた馬だったので騎手としては動きたくなかった気持ちは分かります。

 G1だとそうやって少し特殊になりますが平場だともう少し普通に捕まえに動く馬は捕まえに行ってくれるのでイメージしやすいレースパターンの隊列です。

 隊列を考えながら指数にちょっとプラスマイナスをしてあげるだけで狙うべき馬が比較的すぐに浮かび上がってくるパターンなので指数と合わせて要チェックの隊列です。

 次回は隊列が短くなると…についてです。

初級編
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