武豊
(2019年度)
いわずと知れた日本のトップジョッキー。50歳を超えた今でもリーディング上位の素晴らしい成績。
天才の一言で片付けられがちだが、ずば抜けた努力の人間でもある。サンデーサイレンス産駒の全盛期には年間200勝をあげたこともあり、名馬ディープインパクトとのコンビは伝説とも言える。ただこの馬に出会ってしまったことにより、当時、馬は溜めれば溜めるほど伸びるという発言を本人もしている通り”脚を余す騎乗”が多くなり、社台系の馬主からも下ろされ、落馬の怪我もあり、成績が落ち込む時期もあった。そこからの復活劇は努力も含め素晴らしいとしか言えない。
⏩勉強回顧(重賞検討会)
⏩hide指数競馬新聞PDF&チェックコメント
豊の逃げ
前置きが長くなったが、戦法としては逃げから追い込みまでオールラウンドでこなす。特に逃げの手に出たときは他の騎手が競る事はまずないので、自分のペースで逃げることが出来る(豊の逃げ)のが狙い目の特徴の一つ。元々逃げ馬に乗ったときはもちろん、他に逃げ馬がいないようなときも豊の逃げには注意が必要。
さらにはスタートも抜群に上手い。フライング気味のロケットスタートを決める事も多々。
上手く折り合いをつけて先行して脚を伸ばさせる事が多いが、豪腕で追うのではなくしなやかな追い方。そういう理由からもあまりにズブく動かす必要がある馬は向かず追い出しを我慢した結果脚を余してしまうケースもみられるので注意が必要です。
ダート成績優良
ダートが駄目かというとそういうことはなく2019年は率を見ると芝よりもよい。パワー型の馬でも巧みに操って持ってくる。特に関西のダートでは枠に関係なく安定して上位に運んでくる傾向が良く見えられます。好位で運べる高指数の馬に騎乗したときの大崩れの少なさには注目。特に単騎逃げが見込める場合は豊の逃げが炸裂するので積極的に馬券の対象としても考えたい条件です。
馬場選び
最近では馬場を選ぶ騎手も増えてきましたが豊の馬場選びは昔から一級品。芝であれば豊かルメールが通しているところが一番伸びるところと考えてよいぐらい馬場判断の基準にもしやすい騎手。
早い段階で芝の荒れた所を避けて走るので常に豊がどこを意識的に通しているかということを見ておく事で馬場判断や馬券にも直結してくる材料の一つに揉まります。
ペース判断力の高さ
ペースの判断や競馬というものの理解が非常に深い。2019年のワールドプレミアで菊花賞はこうして乗るんだよというようなお手本のような騎乗を見せての1着。それだけに中距離以上のペース読みを問われるレースでは無謀な騎乗をすることはなくペースに逆らわないレースを見せてくれるのも特徴の一つ。これがこの年齢になっても一線級から離脱することのない努力とセンスに繋がっています。
⏩勉強回顧(重賞検討会)
⏩hide指数競馬新聞PDF&チェックコメント
GCタイプへの対応力
しなやかな追いということで福永のようにGCタイプが合わないかというとそんなことはない。さすがにテン乗りでは厳しいこともあるが、馬の特徴を掴むのが早く一度乗れば理解は早い。キタサンブラック(GCタイプ)なども最初は上手く脚を引き出しきれなかったが、特徴を理解して、この馬に関してはすぐに早めに追い出す騎乗に切り替えて結果に繋げていった。
エージェントが変わった事もあり乗り馬の質が変わった。ノーザンファーム系が増えて質があがり、馬タイプ別の2020年の成績を見ても元々得意のSタイプの成績がきっちりと上昇している。
1人気の馬に関しては安易に馬券からは外しづらく指数A1馬ならなおさら。
追い込み馬は直線一気
豊の追い込み馬は届かない事も。馬の特徴を考えてなのか? 追い込み馬は強引に動かずに直線を待ってから仕掛けるケースが昔から多く見られます。
それによって人気の馬でも直線競馬で届かずに不発になることが多いのは特徴。時には人気の追い込み馬は届かず不発になることを期待した馬券の買い方を一考しても馬券妙味としてはあるので状況に応じて考えておくと穴馬券に繋がることも出てきます。よくダート短距離の人気の追い込み馬を届かない位置から仕掛けて不発にさせることがあるのでそういう条件では疑ってかかっても良い。圧倒的な人気であれば3連単で3着に負けるだけでも配当が跳ねる事はあるので券種を含めて工夫してみると良いでしょう。
基本は指数のある先行馬や差し馬の成績がよいが、特注は逃げ馬に限らず、先行馬であっても展開的に逃げそうなときが馬券妙味としても狙い目。
⏩勉強回顧(重賞検討会)
⏩hide指数競馬新聞PDF&チェックコメント
2019年度
馬タイプ別成績
2020年上半期
コース別成績(5走以上)
調教師
馬主
脚質
A1馬との相性
hide 勝ち組在籍方法! https://www.hide-s.com/