自分に合った狙い方をみつけよう

競馬コラム 予想編
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 先日、アメブロで紹介させてもらったのが”にせ名村国王さん”のブログです。2018年くらいから節目節目で悩み相談があったので馬券や予想の症状を聞いたり、生活環境を聞いたりして最善策を提案させていただきました。もちろんすぐに結果が出るような話ではなく、1年通してどのような予想手順や買い方を目標にしていくか、そのためにはどのようなレース選びや買い方をしていくかといった予想スタイル作りの基礎を提案しました。

 まだまだステップとしては一段階ではありますが初年度でさっそく勝ち組になったという報告は大変嬉しく思いますし、ご本人もきっと自信に繋がることと思います。何よりご本人が努力した結果が伴ったものなので私はただきっかけを提案させてもらったに過ぎません。

 すでに目を通した方も多いと思いますが、まだの方はまずにせ名村国王さんのさんの記事に目を通してください。

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弱点を分析しよう

 まずは自分の弱点を分析しましょう。多くの人が負けてる理由は予想が当たらないからというシンプルな結論を出しかねません。もちろん予想力を向上させていくことは必須です。色んな予想法があるので私の方法(展開・馬場・指数)と違っても全然構いません。個人的には色んな予想法があって当然だと思うので自分の予想法が一番だとは思ってません。ただ、20年以上スタイルが変わらないのは満足しているからです。当然スタイルの芯となる部分が変わってないだけで時代に応じて色んな対応をしてパワーアップしています。こういった予想力の向上というのは急激に上手くなるわけではないので日々の鍛錬が必要で少しずつ予想力というのは上がっていくものです。予想力の向上に関しては過去の記事にも色々と方法は書いてますから一覧を参照してください。

 予想力以外にどんな弱点があるのかを考える必要があります。これが分かると方向性は見えてきます。

自己分析いろいろ

Aさん
Aさん

そこそこ当たるけど儲からない

Bさん
Bさん

ついついレースをたくさん買ってしまう

Cさん
Cさん

どんな券種を選んだらよいんだろう?

Dさん
Dさん

負けてると熱くなって取り戻そうとしてしまう

 性格は人それぞれです。しかし、その中に勝てない原因というのが隠されている事が多いです。

 Aさんの「そこそこ当たるけど儲からない」は予想技術は一定以上あるのが想像されます。しかし、儲からないということは買い方、レース選び、券種選び、回収率の設定などに弱点があると考えられます。

 その原因を追究すれば自然と取るべき行動が見えてきます。それを補うために一定のルールを作って、それを実行することで改善されるかどうかロングスパンで見てあげるのがポイントです。

 Bさんは「ついついレースをたくさん買ってしまう」という敗因に自覚があるのでそれを制限してあげるルールを自分で作ってしまえばいいのが分かります。
 
 単純に1日に買うレース数を3個までと決めるなどが考えられます。しかし、それも性格によるので自分に厳しい性格ならばそれも可能ですが買いたい病が発症してしまうようだと良い対策にはなりません。

 そこでついつい買ってしまってもいいような対策を取ればよいです。レース数を多く買うということは、結果も平均値が正確になってきます。つまり実力が明確になってきます。数を買えば買うほど的中率も自身の実力に性格な数字が出てくるので予想力が不足していれば買えば買うほど負けていくのは明確です。よって、それを補うには当たった時の爆発力をランダムにしてあげることです。つまり、ついついレース数を買ってしまって何個も何個も外してしまったとしても1回当たれば大きく回収できればいいので期待値重視で狙っていく方向性にシフトしてあげればいいでしょう。

 買うのが我慢できないなら当てに行くのではなく当たったら大きいという狙い方に徹したらいいだけです。

 それか自分で買うレース数に制限をかけるかのどちらかです。

 Cさんは「券種選び」で悩んでいるようです。

 近年は3連単が主流になっていて大きな配当もあるのでそれに魅了される人も多くて自然だと思います。ただし、そもそも3連単というのは当たりづらい馬券です。競馬を始めた時から3連単がある人はそれが当たり前になっているかもしれませんが3連単を当てたから偉いということはないので予想したレースに応じた適切な券種を選んであげなくてはいけません。

 軸馬が2着までに来ると思うなら馬連でもいいでしょう。馬連で十分に回収が取れるオッズがあるならば無理して3連単を選択する必要性は感じません。

 1着に来ると思うなら単勝でもいいでしょう。軸に選んだ馬がどういう走りができるかを明確にしてあげる事で自然と選ぶべき券種は見えてきます。

 馬連やワイドが当てれないなら3連単はもっと当たらないのが自然なので訓練としてはまずそういった部分から練習してみるといいでしょう。そこで十分な成果を経てから3連単に進んでも遅くはありません。

 Dさんは「熱くなるタイプ」のようです。

 こういう人は結果的に最終レースが当たるかどうかで勝ち負けが決まることが多いのでそれまでの過程というのはあまり意味を成しませんから勿体ないです。
 ギャンブルや投資全般において大事なのはいかに勝ち逃げができるかと、いかに負けを少なくするかです。どうしても負けてしまう日が出てきてしまいます。全戦全勝とはいかないので負ける日があることも踏まえておかなくてはいけません。その負け日をいかに最小限で済ませ、勝てる時にしっかり勝つかというのが大事になります。

 Dさんの場合は負けを取り戻そうとして予定外の勝負をしてしまいます。その時点で負けているということは勝負レースで外したということなので、その後に買うレースはそのレースよりも自信がないことが想像されます。つまり、負ける確率が高い勝負に自分から飛び込んでます。たまにはそれが当たる事もあって形勢逆転もあるかもしれませんが、そういうのは印象に残っているだけで実数としては少ないのは明白です。

 熱くなってしまう人は、それ以上買えない環境を作る工夫をすればいいでしょう。ネット投票ならば残高を事前に調整しておくとか、競馬場に行くならば最初から必要以上の資金をもっていかないとか。

 または事前に投票してしまって出かけてしまうことも作戦の一つです。あとから結果を知れば外れていても後の祭りなので余計な投資は回避できます。これは極端かもしれませんがそこまでしないと制御できない性格の人もいるので時には環境を変えることで自分を追い込む事も必要です。

自分のベストを探し出そう

 冒頭でも触れたにせ名村国王さんの2019年は目標をもって信念を貫き通したことが勝因にあります。2019年はまだ第1ステップです。2020年の方向性についても相談があったのでアドバイスしましたが第2ステップに向けて始動したばかりです。

 にせ名村国王さんの場合は土日は事前投票せざるを得ない生活スタイルなので事前に予想をして朝に投票を済ませるという形を取っています。まずそれによって、外れても熱くなって取り戻そうとすることはできないのでそういう心配はありません。

 1つのレースを前日の時点で厳選することでたくさんのレースの中から一番自信のあるものを選別するということに集中します。おそらく予想している時点で何個か候補はあがってくるでしょう。しかし、ルールとして1日1レースを基本としていると無理矢理にでも選択することになります。そうやって選別することを努力しているといつか自信のあるレースとそうじゃないレースの見分けができるようになります。(一応、ストレスを溜めないためにも期待値重視レースの1鞍も提案してます)

 どれが自信があるのか自分で分からないという人も少なくありません。だから次から次へと買ってしまうことにも繋がってしまいます。こうやってレースを絞る事は予想技術を上げるための訓練でもあります。

 また券種を馬連にしています。

 元々馬連3点法というのは20年前ほどに私が実戦していた方法です。それに関する記事はこちらにありますのでその意図などは記事を参考にしてください。

 それに付随する勉強回顧で書いた記事を提供したのがこちら(券種選びと勝負レース)になります。こちらは勉強回顧会員向けの記事だったので当時の会員さんがお金を払って読んだ記事なので有料での提供になりますが興味をもってもらえましたらお買い求め下さい。

 軸馬の連対率を上げる事などを目標にしつつ、当たったり外れたりを繰り返しながら、1日1鞍なので外れが続くような苦しい時もあったと思います。それでも一年間貫いたことが良い結果をもたらしたのはとても嬉しく思います。一度勝ち方が分かると自信にもなるので色んな事にチャレンジすることができます。ダメなら元に戻せばいいという気楽さがあるからです。


 何よりも自身の生活環境性格を把握したことでどのような作戦を立てたらよいかが明確になったことで1年の計画を立てる事ができました。

 にせ名村国王さんは1年間通してご自身でブログ記事に予想や成績を残していますので方向性に迷っている方にはとてもよい指針になると思います。また、hide指数競馬新聞を使って展開や馬場を考慮してレースを選ぶことで誰でも勝てるということを1年間を通して実証もしてくれました。

 予想力は急には向上しません。何事も一つ一つ弱点を潰していくことです。先週よりも今週が少しでも上手くなり、1年後にはもっと予想力がついていることを目標にもって取り組んでいくことをお勧めします。特にまだ年始ですので1年の計画を立てるには遅くありません。

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