今の小倉の芝がウムム…な件

競馬コラム
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 1月の最終週の日曜日に小倉では結構外側からの差しが良く届く傾向を見せていましたので2月1週目は外差し天国になるんじゃないかと期待をもって見ていました。土曜日はそれなりに外側に持ち出した馬が伸び脚を見せていたので「これは!」と思って日曜日はさらに期待をもって注目していました。

 すると芝が少し乾いてきた事も影響したのか、もしくは外側がそこそこ踏み荒らされて思ったほど伸びなくなってきたのか、明らかに1月最終週よりも外伸びが悪くなっています。

 比較的差しが決まりやすくなる芝1200mにおいても完全に内側が有利な形になりました。大きく外に出せばそれなりに伸びてはいますが経済コースを回した内側を通す馬の方が結果的にロスのない分だけ有利になっているので日曜日は見積もりが変わりました。

 日曜日には芝1200mが午後は2鞍しか行われておらず7Rと11Rで外を通せば面白そうな馬がいたのでかなり注目していましたが思いっきり傾向が変わってしまったのでこれでは完全に考えを白紙に戻さなくてはなりません。


 当日のTwitterでも小倉の芝を見ながら「うむむ…」という感じで小倉の芝の変化について何度か触れているので当日にTwitterを見ていた方はリアルタイムで芝の変化に気づいてくれた事と思います。

 前日に会報では外差しを期待した馬の解説をしてお送りしたので心が痛みますが馬場は生き物で常に変化していきますのでこの変化まで読み切ることは難しいのでご配慮下さい。特にリアルタイムでTwitterを見ていなかった方は変化に気づくのが遅れてしまったかもしれません。馬場というのはこういうこともあるので特に雨馬場から乾く過程やその逆で湿っていくような変化が出る時には急激な変化を起こす事があります。ちょっとおかしいと思ったらTwitterで何かhideが呟いていないか確認してみると良いでしょう。

 そんなわけでメインレースでも内側を通した馬がグイグイ伸びてWIN5の大穴にも繋がるような形になりました。

 この競馬を見てもらっても馬場傾向というのがいかに馬券にとって大切かということが分かると思います。馬場を考えずに馬券を買うことがいかに危険が分かるでしょう。ただし、どうしても生活環境によって事前に投票しなくてならない人もいれば、リアルタイムで馬場を確認できない人もいるのでそれは仕方がありません。可能であればブログの馬場傾向一覧の更新をご覧いただくか、Twitterでちょっとした変化を呟いてないか確認してもらうだけでも変化への対応も出来ると思います。

 今回の記事として是非知ってもらいたいのはこのように馬場傾向(トラックバイアス)によって狙う馬が自然と変わってくるということ、そして馬場が乾いていく過程では急激な変化が出る場合もあるということです。

 安定的な狙いをするんであればその日にあまり変化が見られない競馬場を狙ったり、完全に乾いているダートで行われている競馬場を狙ったりすると安定的です。今回の小倉のような芝は逆に複雑な芝状態を利用して外差しを狙った結果、馬場傾向が変わってしまったという話なので少し難しい狙い方をしてますからもっとシンプルに狙える競馬場を選んであげた方が狙いやすさはあります。


 とはいえ、こうなってくるとまだまだ続く小倉開催、これからの芝がどのような変化をしていくかというのは少し楽しみになります。マニアックな狙い方を好む方は是非とも今後の小倉開催の芝の変化に着目していってください。可能性としてはまた外差し傾向が出るということもないとはいえませんし、内から外まで全体がフラットに傷んで結果的に経済コースを回す馬が有利になるという可能性もありますが現時点でどちらに進んでいくかは分かりません。また雨が降ったりすると傾向に変化も大きく出てくるので面白いのはその傾向に早い段階で気づけた時です。

 今回のようにある程度早い段階で外が伸びてこないということに気づくことによってメインレースの外差し狙いを回避することに繋がります。もちろんそこから内側を狙えるまでになればベストではありますが、危険を回避するだけでもベターといえるでしょう。馬場傾向とはそのような使い方をするものですが予想をする上で欠かせない要素であるということは今回の芝の変化を見ても感じ取ってもらえたんじゃないでしょうか。

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