【中山芝2500m】(コースデータ・傾向・攻略)

中山競馬場
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  外回りコースの3コーナー地点からのスタートだが実際に走るのは内周りコース。コーナーを6回まわるのも特徴的でペースも落ち着きやすく逃げ馬でも展開次第では残れるが最初のコーナーまでをしっかりと考えたいところです。スタートはゲートから斜めに出なくてはならないので外枠だと内に寄せるのに手間取るケースも少なくありません。ポイントは1回目の直線に出るまでのポジション争いとその直線を利用して押し上げて動く馬も出てきます。


 下り坂から始まって馬群のまま最初のコーナーに突入する形態で外回りコースの特性の一つで直線入り口のコーナーを外に振られやすく位置取りによってはかなりの距離ロスになってしまいます。


 長距離なのでこのようなロスで外を回されたまま1コーナーに入ると右にユッタリとカーブを永遠に切り続けるのでそのまま外を回され続けることになり内ラチをロスなく走った馬とは数百メートルもの距離差がでることが考えられ、そのロスによって直線の一踏ん張りが出来ないことにも繋がってしまいます。中山の最後の急坂を越えるにはそのようなロスを受ける先行馬には厳しくなってしまいます。


 最初から控えて内の経済コースを通れる差し馬に触手が動くのは当然で最初のコーナーでどのポジションをどの馬がとれるかと言うことを中心に考えることが重要なポイント。そこにペースの要素を加えてあげることによって先行馬と差し馬ではどちらが有利かを天秤にかけていきます。

 基本的には長距離なだけにペース自体は落ち着きやすいので最初から外を回されないような先行馬を探すことが先決となってきます。


 暮れに行われる有馬記念がこのコースでG1特有の騎手による心理戦となるのでペースが読みづらいがどちらかというと差し馬に分が出やすい傾向があります。

動画解説