【中山芝1600m】(コースデータ・傾向・攻略)

中山競馬場
スポンサーリンク

【内枠単騎逃げ・好位内溜めは激走注意】

★スタートしてからすぐにコーナーを迎えるコース
★コースが円に近い状態なので最初に外を回すとずっと外を回し続ける事になるのでロスの少ない競馬が出来る馬を。
★最初のコーナーの突入で内前で楽な競馬が出来る事を予想に。

 このコースは特徴的なコースの1つです。
 変な位置からスタートして最初のコーナーまでが約240mしかないコースです。

 もう忘れ去られているかもしれませんが改装前の昔の阪神のマイルも似たような位置からスタートだったんですが特徴は全然違いました。よく同じような扱いをされていましたが、あの頃の阪神はどちらかというと札幌1500mに近い感じで、この中山マイルはそういう意味からも特殊なコースの1つです。

 中山の外回りというのが他にはないパターンで他の競馬場の外回りというのは直線が長くなるような感じで外回りコースが出来てますが中山は道中が外回りという非常に特殊なコースになっています。

 それがどういう影響を与えているかというと外回りコースは円に近い状態になっています。

 この円に近い状態というのが馬に与える影響は常にカーブを回っているような感じだという事です。それゆえに最初のコーナーで外を回してしまうと内に入れるタイミングがなく終始外を回し続けたまま直線を迎える事となるので道中を内で溜めていた馬とは大きな距離ロスの差が出てきてしまいます。

 短距離と違って駆け引きが出てくる距離なので道中は焦らずに息を入れながら走るケースが多く、中間地点からは下り坂となっているので惰性に任せても前に進んでいきますから逃げ・先行の馬もかなり楽にレース運びが出来るのが特徴的です。

 また、内で楽をしている馬というのはこのカーブがいい形で息を入れやすい状況をつくりだすので中山のマイルは内で楽を出来る逃げ・先行勢に大きく有利になりやすいコースです。馬場の内側が悪くなるまでは極端なハイペースが想像されるレース以外は軸馬はこういったプラス条件で走れる馬をピックアップしていくといいでしょう。

 逆に外ロスの多そうな馬は実力馬でも割り引いて考える方が無難。

 例えば、内で楽をしている先行勢が弱かったり強い先行馬が外を回してロスが多かったりすると中山の急坂で前崩れになって後ろでジックリと溜めていた馬が一気に差してきての差し差し決着というケースが見られます。

 どっちのパターンを狙うかは好みですが時には勝負レースとなりやすいコースの1つです。

動画解説

動画解説