【皐月賞】サリオスのすべて

競馬コラム
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皐月賞

サリオス

 今年の皐月賞は1強なのか、2強なのか、3強といわれているのか、世間的に何と言われているのか分かりませんが少なくともこのサリオスも有力な候補であるには違いないでしょう。今回はサリオスを取り上げて解説してみたいと思います。

 皐月賞の展開解説は枠順確定後に重賞検討会の勉強回顧にて解説しますので宜しければそちらにもご参加ください。

新馬戦チェックコメント

+6/2落ち着いた流れは良かったが外から少し仕掛けただけで反応よく加速すると一気にトップスピードにあげる。鞭を入れないまま余裕で抜け出す強い競馬。最初から差す競馬を経験できたのは良かった。距離不問。もう少し頭数が増えたときにどれくらいの位置で運べるかがカギ。

新馬戦hide指数=104

チェックコメントは毎週全レース映像を見返して率直な感想をコメントとして残したもの。

hide指数とはその映像を見ながら強さ・不利・ロスといったタイムからは絶対に分からないようなアナログ部分をすべてアナログで手動補正した指数。全レース、全頭を映像で見ないと出来ないとにかく面倒で時間が掛かることをやり続けている指数。

詳しくはこちらで概要をチェック

馬タイプはS1

 サリオスの馬タイプはS1タイプで反応の良い瞬発力と高いトップスピードを使うのが特徴。

とにかく仕掛けてからの反応が良い馬なので馬群の中で溜めても瞬間的にトップスピードまでギアをあげていくことができるのが特徴。一方で大きな距離ロスとかをすると後半でガソリン切れを起こす可能性があるタイプなので出来るだけ溜める競馬が理想。

馬タイプとは?をチェック

サウジアラビアロイヤルカップ

 桜花賞で厳しい競馬をさせられたクラヴァシュドール。その詳細についてはこちらのブログ記事は読んでもらえたでしょうか? 色々あった結果の4着というような強い競馬を見せていた馬ですがその馬をスッと反応して交わすだけの脚を見せたサリオスの反応速度は新馬戦同様にやはり高いもの。

 この馬は新馬戦でもチェックコメントにも残している通り距離に対しては融通の利く走り方をするタイプです。中距離での消耗戦が向くとは思いませんが脚を溜めることができればもっと距離が延びても対応できるような馬走り方をする馬です。同世代同士であれば菊花賞でも対応は見せれると思います。ただし、前を追いかけるような競馬や外を回しづけるような運びをしてしまうと持続力タイプの馬に屈してしまう可能性が高くなるので枠順やレース運びは大切。

朝日杯FS

 この朝日杯はマイル戦としては先行勢に結構厳しい競馬になりました。動画でも解説しましたが前を追いかける馬にはかなり厳しい展開になって掲示板に入った大部分の馬は後方から長く脚を伸ばしてきたようなタイプです。その中でサリオスは中距離でも走れるといわんばかりのタフさと能力を発揮して唯一先行馬から押しきるような競馬をしました。

 さすがに中距離でこういう追いかける競馬をすると最後の最後で伸びを欠く恐れはありますが、普通の流れであれば脚を溜めてしっかりと伸びていくくらいの競馬を中距離で出来るだけのタフさは兼ね備えている馬です。この朝日杯のあの展開で垂れるようだと中距離での適正に疑問視する部分はありますが、あれを押しきれるんであれば距離自体は苦にするとは思えませんので新馬戦で評価したチェックコメントの内容は間違いないと思います。

 注意したいのは現時点では対応できるというだけであって、現状では延びた方が絶対に良いというまでは言えないものの平均ペースであればマイルよりもレースはしやすくなるんじゃないかとは思います。外枠になってロスを受けることは好ましくありません。一方で内枠であれば馬群を捌く競馬もできる脚を持っていて少し詰まってもすぐにトップスピードまで引き上げていく加速力を持っています。こういう馬は馬群の中を縫って走るようなレース運びも可能ですから操作性も高く色んな騎手に好まれるであろうタイプです。

皐月賞では枠順に注目

 この馬としては出来るだけ内側の枠で立ち回れる方が理想です。せめて中枠くらいまでがいいのであまり外枠すぎるとロスが響いてしまうので配枠も含めて注意が必要だと思っています。他に強い馬が複数いますが内枠を引いて流れに乗っていくことができればこの馬の瞬間的な脚を生かす事にも繋がってきますので注目度も高くなってきます。

 配枠による展開解説は勉強回顧の重賞検討会にて前夜(土曜日)に他馬との展開の兼ね合いと共に解説で更新します。特に外枠だった場合に内側に入れれそうか、ロスが最小限で回せて力が出せる配枠なのかということも解説することになってくると思います。もちろんコントレイルなども適切な枠に入ったかという解説もしていきますのでこちらの更新もお楽しみに。

 今回特に距離適性について心配する人も多いと思います。距離が長いということはありませんが枠順や展開によっては良くない方に転ぶこともありますから少し慎重には考えておきたいと思っています。しかし、マイルしか使ってないからマイラーという考えは捨てていいです。なぜなら新馬戦の時点でチェックコメントとして距離不問と残していますからその時の印象としては距離延長しても問題ない動きと感じてる証拠です。結果的にその後に陣営がマイルを使い続けただけですので気にすることはないでしょう。どちらかというとレース間隔が開いたことの方が心配で気持ちが入りすぎていると中距離が裏目に出てしまう可能性はありますからパドックでの落ち着きに注目しておきたいです。

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 大阪杯ではラッキーライラックに関するヒントを当日の朝に配信させていただきましたし、先週は福島12Rについて配信した内容をブログ(3連単24,620円を演出した福島12Rの考え方はこちら)でも紹介しています。勉強回顧の重賞検討会とはまた違った切り口で少しでもhide指数競馬新聞を上手に活用してもらえるような豊富なサービスを安価で行ってますので是非参加して活用してください。

 さらにマニアックな展開の考え方などを提供しているのが勉強回顧です。展開の考え方はもちろん時期によって投資の方法や券種の使い方などあらゆる側面からの競馬講義をしています。重賞検討会はあくまでもそのレースを私ならどのような展開で考えるかというのを解説したものですので予想や買い目を提供するようなものではありません。「こういう展開の考え方もあるんだ」ということを理解していただきご自身の予想にお役立て頂ければ嬉しい限りです。

皐月賞動画はこちら

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