少頭数の駆け引き勝負に強い騎手
先日hide指数会員向けの会報で公開したデータを保存用としてブログ掲載します。会員の方も非会員の方も予想にお役立て下さい。
少頭数のレースとなるとレースの動きもさまざまです。仕掛けるタイミングなど騎手が勝利に導く技量も問われます。
そんな少頭数のレースで活躍している騎手データを紹介します。（2021年～2022年1月前半）
8頭立て以下、9頭立て以下、10頭立て以下の3種類と、少頭数のレースでhide指数A1の馬に騎乗した騎手の成績も圧巻なのでご確認下さい。
8頭立て以下で好成績騎手ベスト10
最低騎乗機会を10回に設定しています。勝率、連対率、複勝率で圧巻なのが川田騎手です。ルメール騎手を押さえて圧倒的な成績を残しています。特に勝率50％と複勝率80％は圧巻です。複勝率の安定感は見逃せませんが勝率で5割あることを考えると思い切って1着固定で狙っていく手もあります。逆にいえば勝率50%に対して連対率が65％なので連軸で狙うよりは1着固定にした方が効果は大きいです。安心感という点では複勝率の高さですがここら辺は馬の能力や位置取りなどで検討しても良さそう。
ルメール騎手は安定ですが、その他で騎乗数の多い中から勝率はあまり高くありませんが連対率と複勝率の一定の高さでは松山騎手が目立ちます。
武史騎手は2021年のこのデータからはそれほど目立った勝率ではありませんが秋以降の活躍からも2022年での少頭数での活躍にも期待がかかります。
勝ち馬よりも厳しい競馬をした馬や不利で力を出せなかった馬が気になったことはありませんか？
9頭立て以下で好成績騎手ベスト10
川田騎手の成績が8頭立て以下のデータよりは若干下がりますがそれでも安定した高さです。ルメール騎手と二大巨頭なのは変わりありません。
騎乗数は少ないですが横山典騎手と北村友騎手の連対率と複勝率は目立ちます。少頭数の場合はワンテンポ遅らせた仕掛けや先に抜け出してなんとか粘り込むなど展開を突く競馬をすると勝ち切るよりも上手く3着に割り込むようなパターンが目立ちますのでこの2人の騎手は騎乗数が少ない中でもそういう点での注目をしておきたいです。
10頭立て以下で好成績騎手ベスト10
10頭立て以下になると川田騎手の成績がさらに下がりますがそれでもかなり高いレベルを維持。さすがルメール騎手との2人は少頭数では安定感があります。しかし、人気になりやすいところもあるので妙味としては他の好走騎手に注目する方が面白いでしょう。
やはり9頭立て以下と同じく横山典騎手や北村友騎手は複勝率を見ても高いです。
頭数が増えてくると松山騎手が少し成績が下がってきてしまうのでその点は注意です。しかし、ここで上位の騎手がいない場合には松山騎手の活躍が目立つので注目です。
少頭数指数A1好成績騎手（圧巻）
続いてこれまで見てきた数字よりも圧倒的に確率が高くなるのがhide指数A1の馬に騎乗していた時の成績です。こちらは最低騎乗機会を5回に設定して20位まで抽出しました。
騎乗数は少ないですが石橋脩騎手の連対率100％はこの先も興味深いデータです。
ルメール騎手は17頭の指数A1の馬に騎乗していて10頭を勝利に導いており、馬券圏外になったのは1頭のみという信頼感の高さが目立ちます。
川田騎手は連対率ランキングとしては下がりますが騎乗機会の少ない騎手の数字に抜かれているだけで騎乗数を考えると連対率、複勝率でも高いです。
松山騎手がそれなりの頭数に騎乗していて連対率と複勝率は高いですがどちらかというと先ほどのデータを見ても勝率はあまり高く出てこないので軸として券種を選ぶ際にはできれれば幅のある券種を選択した方が好ましいでしょう。
一方、騎乗数は少ないですが大野騎手や田辺騎手は勝ち切る競馬をしているので出走があれば思い切って1着固定で割り切って狙ってみるのも手段の一つです。こういう勝率の高い騎手はわざわざ3連複とかワイドの軸にするよりは、1着固定にして狙った方が爆発力としても期待が持てます。
まとめ
少頭数は駆け引き勝負にもなりやすいので能力を持った馬が厳しいマークにあったり、追い出しに余裕を持ちすぎたりなど騎手の仕掛けるタイミングも重要になるので得意不得意が出てくるのも自然です。
これらのデータを見ているとどの騎手を軸にするかによって自然とどんな券種を選ぶべきかも見えてきますね。マルチにするべきなのか、1着固定にするべきなのか、馬単にするべきか、馬連にするべきか、そういったところでも活躍するデータです。
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