騎手編

武 豊

 騎手についてどれくらい考えているかと聞かれると答えるのは難しいです。予想する際に考えていないようで考えているものなので、その時に聞かれれば説明できるものですが、普段の時に聞かれると「ほどほどに考えている」程度の事しか言えません。(^^ゞ

 少なくともいえる事は誰が乗っているから買うとか、誰が乗っているから切るとかって事ではないということです。どの騎手だから、こういう馬はこう乗るとかそういうのを考えて予想に組み込んでいます。あくまでも、自分か買いたい軸馬をプラス材料として乗ってくれるか、マイナス材料として乗られるかによって馬券の買い方が変わったり、場合によっては見送ったりすることになります。

 全ての騎手を一度に取り上げるのも難しいですから、不定期で思いついた騎手を取り上げていこうと思います。文章量も多くなくポイントだけをまとめれるようなものにしていきたいので、これらを最終的に集約すれば騎手データ一覧みたいなのが出来上がるかもしれませんね。(^^ゞ あくまでも自分の感覚的な印象と現時点での判断の元になりますのでご了承下さい。騎手も日に日に乗り方が変わるので来年になれば同じように乗っているとは限りませんので付け加えておきます。(^^;;

 さて初回となる今回はリーディングジョッキーの武豊からにします。データ面からは取り上げるつもりはありません。あくまでも個人の印象と感覚、自分が予想するときに考えることです。

 豊の場合は言うまでもなく、最低限の仕事はしてくれるので買うほうとしては安心できます。しかし、確実に疑って入る時があります。それは追い込み馬に騎乗するときです。この騎手の特徴としては追い込み馬はトコトン後方から直線一気のレースをしようとします。それは芝でもダートでも同じです。馬場が前で後方の馬はどうやっても届かない時だっていくらでもあるのに、そんな時でもトコトン後ろからの競馬にこだわります。ここまでのジョッキーですから本人も届かないのが分かっているはずなのに、なんでこれにこだわるかは分かりませんが、豊が乗ることで人気するのですから前馬場の追い込み馬は人気でも不安視したくなります。なぜか印象深いのはテイエムセンリガンという馬です。条件馬でしたが、もう抹消になってしまったんでしょうか?(^^ゞ
 あの馬は確かに後方からで切れる脚を使える馬でしたが、ダートで明らかに前に有利な馬場で何度も1人気になります。そして豊が乗るので最後方から直線だけのレースをします。

 能力があるので差してはきますが、位置取りの差を考えてもそう簡単に1着になることはできないのは容易に考えられます。それでも豊人気というのは怖いものでダントツの1人気に押されるんですね。(^^ゞ (記憶だけで書いているので…たぶんダントツだったと思います…………そしてたぶんテイエムセンリガンだったと思います。(^▽^;) )


■最後方待機の追い込み馬はトコトン位置にこだわる


 こういう馬に乗るときは馬場次第では危険な人気馬にもなります。豊だから早めに動いて上手く乗ってくれるだろうという憶測は危険です。むしろこういう馬は外枠からなら蛯名に乗せた方が上手く回してきます。(^^ゞ 


■G1デーの豊は本番以外は期待値が低い

 これ以外のパターンで極端に買いづらいときというのはG1デーでしょうか。G1の日はG1で勝てるだけの馬の乗っていた場合、それまでのレースは練習に使うことがあります。どこの馬場が一番伸びるかなどシュミレーションして乗っているときがあるので、そんな時は買いづらいです。またG1の日は普段競馬しない人までがG1以外のレースを買っていたりもするので、やたらと豊の馬が人気します。普段競馬しない人でも知っている武豊を買うんでしょう。(^▽^;) なので、変な乗り方をされる可能性がある上に極端に人気するので買う価値としては非常に低いものにもなります。


■豊の通るところを見ておこう

 馬場を把握する上で豊が便利なのは、馬場の良い所を選んで走ってくることが多いので、どの辺りが伸びやすい馬場なのかというのが豊を見ていると分かりやすかったりします。(^^ゞ
 そういう意味でも豊の通すところなんかは午前中からでも着目しておくと良いかもしれませんね。

 ハッキリ言って豊の場合は基本的に馬をシッカリと走らせてくるので、買い時なんてのは「いつも」とくらい言えてしまいますので、「どんな時に買い」と言うことも今更ないでしょう。(^^;;
 逃げ馬は積極的に逃がすし、長距離は安定して走らせるので不安に感じる時以外はあまり考えなくて良さそうです。個人的には安心して買えますが別にプラス材料としては買わない感じはします。むしろマイナス材料の時の方が馬券的な妙味は広がるんじゃないかと思います。(^-^)


 とりあえず、こんな感じで騎手編を出来るだけ頻繁にやっていこうかと思います。豊に関してはパッと思い浮かんだものだけを取り上げているので、また思いついたときに第2弾でもやろうかと思います。

<<追記・補足>>

豊の動き   05/09/27

 阪神のダート1400mはやや特徴的です。

 先日の土曜日には豊が勝利を大量生産しておりました。相変わらず凄い騎手ですね。(^^ゞ

 朝の一発目の芝のレースから馬場の3分所を通しており、土曜日の芝では立て続けにその場所を選んで走っていました。豊は馬場のよいギリギリのところを探すのが上手い騎手ですので、こうやって立て続けに馬場を選んでいるのを見るとその箇所が一番伸びやすい所ではないかという推測を立てることができます。

 実際に土曜日は内から3〜4頭目を通す馬が良く伸びていました。豊の通す所、特に何度も同じような場所を通している時には馬場を判断するための1つの目安となってきます。(^-^)

 騎手にはそういった馬場を選んで走る騎手もいれば、何も考えずに乗る騎手もいるので、そういった何も考えない騎手というのは展開的に考えて自然と何処を通しそうかと言うのを判断してあげると馬券に直結してきやすくなるでしょう。
 例えば、何も考えていない騎手が逃げ馬に乗れば自然と馬場の悪い内側を逃げる事になるでしょう。しかし、前から3〜4頭目につけそうな先行馬だとしたら4コーナーでは自然と前にいる馬を交わそうと外側に持ち出すため、馬場の良さそうな所を結果的に回す事に繋がって来ます。何も考えてなさそうな騎手は中途半端に何かを考えて失敗しそうな騎手よりも素直な乗り方をしてくれるので予想をする側にとってみれば比較的都合が良い方かもしれません。(^^ゞ

 豊が芝でどこを選んで走っているかというのはいつでも注意しておいた方がいろいろと使い道が出てくるでしょう。(^-^)


安藤 勝己

 安勝といえば地方から中央入りした第1号ですが、正直地方所属の時ほどは無茶な追い方をしなくなった印象があります。中央に所属してからはやはり馬を勝たせるだけではなく、馬主や調教師のためにも賞金稼ぎのような負け方もしなくてはならなかったりとか、強引に追うことで次に反動がでないように控えめに追うという人間関係の部分が出てきているのではないだろうかと勝手に想像しています。(^^ゞ

 しかし、何だかんだ言っても想像通りに乗ってくれるので安心してみていられる騎手の1人です。豊と同じように通す馬場にもこだわっていますので極端に馬場の悪い所を通すようなことはあまりしません。

■先行馬は粘らせる
 結構安心して馬券を買えるのは先行馬の時です。多少の能力差ならば粘りこませて3着以内に入れる技量をもっていますので、複勝や3連複といった馬券で内枠の先行馬ならば極端に能力差がなければ粘らせてくるので馬券的には狙い目が高くなります。 追える騎手なので差してくる印象を持っている人もいるかもしれませんが、安心して買えるという意味ではむしろ先行馬に思えます。また、内にスッと待機させる上手さとかは他の騎手より遥かに上ですので、大きなロスをさせる騎乗はしてこないのがそこに繋がっているんでしょう。

■逃げ馬は溜める
 先行馬とは一転して逃げ馬は溜めて乗る傾向があります。出来るだけ前半でリードして逃がしたいような持続力タイプの逃げ馬は案外向かない感じはします。後続を引き付けて乗ってしまう印象が強いので、そういうレースに持ち込んでしまうとある程度の瞬発力が求められます。瞬発力を持ち合わせている逃げ馬であれば上手く勝たせますが持続力を活かすタイプの馬では人気して直線で交わされる印象があります。

 内枠の先行馬や、好位差しで内ポケットに入れておきたいような馬を狙う時は安勝が騎乗していると比較的安心して見ていられるのが特徴だと思います。


岩田 康誠

■特徴:
 狙いはダートの短距離


■買い時:
 ダート戦が特に狙いになり、その中でも短距離が主な買い条件。次にダート中距離といった感じで芝よりもダートの方が狙いが立つ印象がある。これらの条件で能力のある馬に騎乗したときの取りこぼしは比較的少なく、特に短距離の場合は強引にでも最後まで残してしまうケースがあるので馬券的な狙いとしては非常に高くなる。


■割引時:
 それほど悪くはないが、あえて言うならば芝の中距離レース。割り引く必要まではないが、積極的に買うならばダートの短距離に集中したい感じ。


■狙いやすい馬券:
 ダート短距離なら人気薄でも3着に持ってくるケースが印象に残るので、そういう馬からならワイドや3連といった馬券も面白い。ダート短距離で4角3番手以内が見えているようなら頭狙いで。


蛯名 正義

 蛯名騎手の最後まで追わないなどを良く掲示板で見かけます。それでいてリーディング上位だなんて…。

 中山開催が終わってしまいましたが、東京開催に替わってこのまま蛯名を悲観しているようでは馬券を買うのに騎手によって不安が出てきてしまいます。

 まず先に中山開催での蛯名の法則と言うのを自分で作り上げていました。それは単純なもので、ダート1200mでは買い、1800mでは危険視すると言うものです。どう言うことから言っているのかと言うと、中距離ダートでは早めに捲っていく競馬が目に着き、直線で最後粘りきれないと言うのがパターンでした。これは、最後の直線の坂で馬が脚にお釣りをなくして力尽きてしまうのが見ていての感想だったためです。逆に短距離になれば、早めに動かざるを得ないので、それが好結果へと繋がっている感じでした。小回りで急坂のある中山ではそのような狙い方をする事によってそれ程不安なく馬券も買える傾向にありました。

 さて、今週末からは東京開催に替わります。中山を振り返っても今さら遅いので東京での期待度を考えておきたいと思います。

 以下の距離別の成績を見てみると大差ない感じを受けます。これは全場での距離別成績になります。ま、それでも、1200mと1800mでは騎乗機会が50鞍多いにも関わらず。やや1200mの方がパーセントとしては高いようです。


◆距離別集計
騎手:蛯名正義
限定:ダートのみ
区分 着別度数 勝率 連対率複勝率
1000m 4- 0- 3- 23/ 30 13.3% 13.3% 23.3%
1200m 33- 35- 34-129/231 14.3% 29.4% 44.2%
1400m 9- 4- 6- 54/ 73 12.3% 17.8% 26.0%
1600m 15- 13- 10- 54/ 92 16.3% 30.4% 41.3%
1700m 4- 4- 3- 30/ 41 9.8% 19.5% 26.8%
1800m 24- 24- 25-107/180 13.3% 26.7% 40.6%


 以下の脚質別で見てみると、逃げ先行の割合が物凄く高い事が分かります。ダートなのでそれが普通と言えば普通なんですが、短距離で素直に前に行くしかないようなレースならば、特に不安視する必要はないと言うことが分かります。これは、中山開催時に持ったイメージと同じだったのでその通りだと思います。

◆脚質別集計
騎手:蛯名正義
限定:ダートのみ
区分 着別度数 勝率 連対率複勝率
逃げ 14- 10- 8- 24/ 56 25.0% 42.9% 57.1%
先行 52- 48- 39-100/239 21.8% 41.8% 58.2%
中団 18- 22- 28-175/243 7.4% 16.5% 28.0%
後方 6- 4- 7-110/127 4.7% 7.9% 13.4%
マクリ 2- 2- 1- 6/ 11 18.2% 36.4% 45.5%

 結論としては、逃げ・先行馬であれば極端にマイナスとして考えることはないと言うことですね。そして前述したように中距離であると、強引に捲っていく傾向があるので、最後の直線で力尽きるパターンになります。
 1800mがない東京ではどうなるのか…?それを超える距離は2100mになりますが、この距離の蛯名は個人的には軸にするのは怖い感じがしているので、見送るか紐まででも良いのではないでしょうか?しかし、東京はそれ程悲観するまでもないというイメージを持っています。
 
 以下のコース別の成績を見比べて見ましょう。

◆コース別集計
騎手:蛯名正義
限定:ダートのみ
ソート:連対率順
レース機会数 : 20 回以上

順位区分 着別度数 勝率 連対率複勝率
1 東京・ダ1600 15- 13- 10- 53/ 91 16.5% 30.8% 41.8%
2 東京・ダ1200 14- 12- 12- 47/ 85 16.5% 30.6% 44.7%
3 中山・ダ1800 21- 21- 22- 91/155 13.5% 27.1% 41.3%
4 中山・ダ1200 15- 18- 20- 69/122 12.3% 27.0% 43.4%
5 東京・ダ2100 1- 4- 2- 17/ 24 4.2% 20.8% 29.2%
6 東京・ダ1400 8- 3- 6- 36/ 53 15.1% 20.8% 32.1%

 連体順で並べてみると東京1600mと1200mが上位に来ています。意外なのが不安視していた中山の1800mが3位に入っている事でしょうか。
 これを見る限りでは、東京の方が騎乗スタイルは向く感じを受けます。データ重視にするのは危険ですが、1400mに関しては10%も下回っているので、割り引いて考えたいです。これは想像ですが、差し馬に騎乗した場合に1400mを1200mと同じ乗り方をして直線で垂れてるのではないかと思います。単純に逃げ馬に騎乗していればそれ程問題はないと思いますが、少し控えるような馬に騎乗している場合には特に直線で垂れる傾向があるかどうかを確認しておけば、今後の馬券の役に立ちそうです。

 1600mの成績が良いのは、捲る競馬をしていないのではないかと思います。むしろ前がやり合うコース形体でもあるので、追い出しをやや遅らせることによって好結果になっているのではないかという想像です。なので、この距離に関しては逃げ先行馬よりも、中団待機の馬に騎乗している時の方がもしかしたら成績が良いかもしれません。

 蛯名の場合は比較的ワンパターンの乗り方なので、パターン化させれば、取捨はそこそこ分かるかもしれませんね。ただ、最後まで追わないのだけは想像がつかないことが多いですが…。

 掲示板で話題になった、法則はどちらかというと中山向きの法則なのですが、東京も上記のパターンではまってくれれば蛯名の法則が強化されますね。(^^ゞ


福永 祐一

■特徴:
 ポカが減った、内差しよりも内で溜めてちょっと外に持ち出す。

■買い時:
 昔に比べるとかなり堅実に走らせることが出来るようになり、極端なコースロスなども削減された。穴を演出するほどの豪腕的な騎乗にはならないものの人気馬をちゃんと走らせる事ができるようになったのは大きな成長。阪神を内で溜めて上手く4角で持ち出すのが得意で、あまり内を突こうとはせずに逃げ・先行馬の外側に持ち出すパターンが多く、そういう箇所が伸びている馬場ならなお良い。

■割引時:
 乗れてない日はトコトン乗れないのが特徴。持ち出す馬場が荒れていたりするとその日はダメダメになる。好不調が激しいタイプなので乗れている日は固め討ちもあり、その逆もあるので注意。
 
■狙いやすい馬券:
 昔に比べれば馬の能力程度には買えるので、連での軸でも十分にOK。内で包まれそうな時は必死に外に持ち出そうとするのでロスが出たり仕掛けが遅れたりするので、そういう展開の時は人気馬で3着とか着外になる事もあるので馬券的な工夫が必要。


田中 勝春

 小回りのコースでは外から捲ってゴール前で失速したりなどが目立つ田中勝春です。この騎手は非常に中途半端な騎乗をするので小回りで外枠などだと、外捲りをしたりします。捲るならば捲り切ればいいのに、捲りきらずに先頭集団まで追いつくと併せてしまう所が良く見られます。

■小回りより広いコース
 東京や新潟といった広いコースになると一変してよい騎乗を見せることがあります。自分でレースを組み立てる事が出来るタイプの騎手ではないので、流れに沿ってレースを進めて行き、小回りのように強引に動く必要のない広いコースが向くようです。
 直線の長いコースでは仕掛けるタイミングのテンポが違いますが、勝春のテンポは直線の長いコースに合っていると言えるでしょう。内を突く競馬も出来ますし、何よりも広いコースでは自信を持って騎乗しているのが分かるときがあるのでそういう時は馬も能力以上の結果を残しているように思えます。

■良い時は極端に良い
 毎年のようにですが、秋の東京開催では固め撃ちをしてきます。たしかに、この時期の勝春は見違えるように追えています。かと思えば、それが長続きするわけではなく、中山開催に変わると全く追えていなかったりするので気分屋なのか分かりませんが、自分自身で自信の持ちようが違うのかもしれません。
 追えている時は地方の豪腕ジョッキーのような追い方をするので、そのような騎乗を見せているときは気分もノリノリでしょうから、しばらく人気がなくても狙っておくと面白い存在になります。去年の印象からは前に行く馬よりは、中団くらいから差し込んでくる馬の方が上手く乗っているように感じています。

小牧 太

■特徴:
 JRA所属に変わって腕が落ちた

■買い時:
 前に馬を置いた位置取りでの騎乗のほうが上手い。自分がペースを握るような逃げよりも追いかけて交わす方が信頼は置ける。短い距離の方が安定感を感じる。 また、芝よりもダートの方が上手く乗るので注目度を変えたほうがよいでしょう。

■割引時:
 地方所属時のほうが断然に迫力を感じた。最近では突然下手に感じることもあるくらいで以前のような良いイメージは払拭した方がよさそう。内で溜める技術とかなどは同じ地方出身の安勝には劣っている感じがし、馬を壊しかねないので強引に追うことをあまり望まれない中央の水はあまりあっていない感じを受ける。それでも、強引な追いをするときは全盛期の姿を見る事もある。

■狙いやすい馬券:
 最近は信頼度にやや欠けるところがある。馬の力はそれなりに出し切るので人気馬を大敗させるケースは少ないが勝ちきれずに2着3着というケースも少なくない。芝よりもダートの方が上手くのるのでダートならば単や連でも積極的な狙いが可能。


柴田 善臣

 善臣といえば中途半端な騎乗をしてくるのが特徴です。積極的に行くでもなくガッチリ控えるでもなく、淡々としたレースをしてくるイメージを常に持っています。

■馬主孝行
 積極的に勝ちに行く競馬をしない分、大きく負けるような騎乗にもならないので、人気どおり、もしくは掲示板などには堅実に載せて来る事が多い騎手です。例えば昇級するよりも現クラスで2〜3着を続けている方が稼げるような馬に乗らせると非常に馬主孝行で大敗することも無く堅実に賞金を稼いできます。一方、馬券を買う側としてみれば、それだけ単勝では狙いづらい騎手の1人で、単よりも連、連よりもワイドといった幅広い馬券での方がよいタイプです。一撃必殺の勝つか大敗かといった騎乗をする騎手よりは馬券の種類の選び方次第では十分に狙い目は出てきます。

■午前中のレース向き
 後半の特別レースなどよりも、どちらかといえば未勝利など午前中のレースで1着を重ねているように感じます。掲示板を連発している割には1着の数が多かったりするのは特別レース以外で1着を稼いでいるからではないでしょうか。大舞台よりも裏舞台でコツコツと勝利を重ねていく感じがしています。特別レース以降でも狙えないことは無いですが、頭狙いというよりは、連軸かワイド軸といった狙い方が自分なりには多いように感じます。一方、午前中のレースや特別以外の条件戦などでは単勝や馬単といった狙いも比較的しやすい騎手という印象を持ってます。

■短距離ダート逃げ
 午前中のレースの中でも比較的狙いやすいのが、短距離ダートでの逃げ馬に騎乗したときという印象を持っています。特に東京コースでは安心して狙えている感じがあります。あくまでも印象的なものなのでデータで実際にどうなのかは分かりませんが、狙いたいと思える馬に騎乗してきた時の自分の中でのお役立ち度は高いです。逆に言えば短距離のダートでは堅実に前に持ってくるだけの技量があるともいえそうです。中途半端な騎乗を全体的にする割には短距離のダートで逃がすと安心して見ていられる感じがあります。

 基本的には決め手の無い騎手ですが、堅実なタイプです。狙い時はやはり頭で狙えそうな午前中の短距離ダート逃げや先行といった所が狙いになりそうです。


横山 典弘

 横典といえば、結構人気でも飛ばす印象があります。大きな特徴として言ってしまえば「仕掛けが遅い」です。早めに動きすぎて垂れてしまうことよりも追い出しが遅くて届かないことの方が断然に多く感じます。

■馬場は無視
 基本的に馬場は無視してるように感じます。騎手全員が外を回すような時期になると、まるで真似したかのように外に持ち出すようになりますが、早い段階で一部の騎手しか外に回していない時はあまり気にせずに乗っているように感じます。そういう意味ではよほどのことが限りは馬場の良い所を通してくれるような事は期待したくありません。

■内に入れる→広いコース向き
 一番の特徴としてはすぐに内に入れたがることです。ロスの無い騎乗という意味ではいいんですが、臨機応変な対応に欠ける感じなのと馬場を無視しているのが怖いところです。内が伸びない馬場でも内に突っ込む可能性があるので場合によっては危険を伴います。しかし、内がよく伸びていて、内差しなどが決まる日には力を十分に発揮して人気薄でも馬券に絡ませる事があります。
 内に入れるという特性からできるだけ広いコースの方が結果を出しやすいです。小回りのコースでは内で包まれてしまう可能性が断然に高くなるので東京などの広いコースの方が上手く乗っている感じがします。

■仕掛けが遅い
 全体的に消極的というか、仕掛けが遅いタイプの騎手です。仕掛けが遅いので、どうしても差し込んで届かないことなどが目に付きます。逃げ馬などでも後続を一旦待ってから追い出すようなところがあるので、二の足を使える逃げ馬などならばもう一伸びを期待できますが、前半から飛ばしていく持続力タイプの馬では差されてしまう可能性が高くなります。

■少頭数は上手い
 少頭数のレースでは基本的にSタイプのレースが多くなるので決め手を活かす馬に有利になります。仕掛けの遅いことがたまたま上手く作用することが多いのかもしれないのと、頭数が少ないので内を突いても包まれる心配が少なくなることなどから少頭数だと比較的馬の力を十分に出し切る事ができます。


ペリエ

 来日する度にハゲ上がっていくペリエですが、腕はホントに衰えませんね。来日中には是非ペリエで稼ぎまくってほしいです。(^-^)

■内枠ペリエ
 ペリエはほんと腕だけで持ってきます。確かにそれ相応の馬には乗っていますがコース取りといい馬場を見る目は非常に高いです。その中でも内枠のペリエは物凄く上手く乗りますので内枠ペリエは人気薄でも押さえておくと良いでしょう。また軸馬がたまたま内枠ペリエならば自信度倍増で資金を増やしてみるといった使い方も出来るのでペリエは非常に心強いです。特に東京コースは上手く乗るので注目してください。

■外枠のペリエは?
 では、外枠のペリエはどうなのかといえば、内枠とは一変した騎乗をすることがあるので注意してください。外枠のペリエは内に入れようとかあまりせずに外をブン回して乗ることが多く見られます。それでも直線などでは馬場を選んでくるので他の騎手が外をブン回すよりも確率は高くなると思いますが、こういう時には持続力のある馬に騎乗している事が条件となるでしょう。一瞬の切れ味タイプの馬の場合は外をブン回しすぎたロスが響いて最後まで伸びきれないままに失速してしまうケースがあります。持続力のあるタイプだとそういったロスを上手くカバーしてくれるので上位まで持ってきます。

 ペリエはこういう事に注意さえしておけば狙う時と捨てる時の境目が見えるので非常に心強い騎手の1人となるでしょう。(^^ゞ 騎手人気しやすいのでオッズとの兼ね合いだけには注意が必要です。(^-^)


デムーロ

 気づいている方も多くいらっしゃると思いますが、特に今日は露骨だったので、少し調べてみました。(^^ゞ

デムーロ騎手の枠別成績です。

着別度数 勝率 連対率複勝率
1枠 14- 7- 5-28/54 25.9% 38.9% 48.1%
2枠 11-11- 8-34/64 17.2% 34.4% 46.9%
3枠 17- 8- 8-26/59 28.8% 42.4% 55.9%
4枠 17- 4- 4-49/74 23.0% 28.4% 33.8%
5枠 2-16- 4-41/63 3.2% 28.6% 34.9%
6枠 8-10- 4-48/70 11.4% 25.7% 31.4%
7枠 12- 7- 6-43/68 17.6% 27.9% 36.8%
8枠 7-10-11-51/79 8.9% 21.5% 35.4%



着別度数 勝率 連対率複勝率
1番 10- 5- 3- 18/ 36 27.8% 41.7% 50.0%
2番 11- 8- 8- 28/ 55 20.0% 34.5% 49.1%
3番 6- 10- 3- 17/ 36 16.7% 44.4% 52.8%
4番 9- 3- 2- 25/ 39 23.1% 30.8% 35.9%
5番 11- 4- 4- 25/ 44 25.0% 34.1% 43.2%
6番 6- 8- 8- 29/ 51 11.8% 27.5% 43.1%
7番 6- 2- 3- 34/ 45 13.3% 17.8% 24.4%
8番 7- 7- 5- 23/ 42 16.7% 33.3% 45.2%
9番 2- 7- 1- 25/ 35 5.7% 25.7% 28.6%
10番 3- 7- 3- 20/ 33 9.1% 30.3% 39.4%
11番 1- 5- 1- 17/ 24 4.2% 25.0% 29.2%
12番 5- 1- 1- 16/ 23 21.7% 26.1% 30.4%
13番 4- 2- 1- 12/ 19 21.1% 31.6% 36.8%
14番 5- 0- 1- 11/ 17 29.4% 29.4% 35.3%
15番 1- 4- 3- 9/ 17 5.9% 29.4% 47.1%
16番 0- 0- 3- 8/ 11 0.0% 0.0% 27.3%
17番 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
18番 1- 0- 0- 2/ 3 33.3% 33.3% 33.3%


 ちなみに、1〜3枠に入ったときのデムーロの複勝は無条件でも回収が100%越えてるんです。(^^ゞ
 連体率も40%前後を叩き出しているので、それなりの馬で内枠なら常に狙っていけると考えて良さそうですね。明日以降のレースにも注目しておきましょう。


デザーモ編

■追い出しのタイミングの上手さ

 印象としては東京開催に合わせて来日してくるような感じがありますが、世界のデザーモと言っていいだけの巧さが光る騎手だと思います。
 特に感じるのはペリエも同じですが、追い出すタイミングを非常に巧く感じます。東京の長い直線を内を突くようにして坂上から一気に前を捕まえる追い出しのタイミングは絶妙です。先行しながらも追い出してから最後まで馬を垂れさせないというのもあります。
 基本的にこの騎手が乗っている馬というのはペリエ同様に常に注意が必要です。追い出しのタイミングが巧いので東京など直線の長い所でも最後まで馬の脚を使わせる技術が目に付くんだと思います。


■内枠デザーモは常に注意

 外国人騎手全般に言える事ですが、内枠に入った時には特に「巧い!」と思わせる騎乗が多く見られます。少しくらい力が足りなくても内でジックリと溜めて、周りの状況を見ながら仕掛けるタイミングを見計らってから追い出してきます。特に東京では、他の騎手が長い直線を意識して追い出しを遅らせたりするので、モロに騎手の差が出てきます。
 外枠の場合だとやや強引に外を回す騎乗をするときがありますので、勝負を賭けるならば内枠の有力馬に騎乗しているときに期待に応えてくれます。付け加えるならば、強引に外を回すというか、馬なりのまま外を捲くるような競馬をすることが印象に残っています。東京で外を回すとかなり大きなロスに繋がるので、最後に伸びが足らなくなってしまいます。安全を期すならば内枠に入った馬を狙う方が馬券的には計算できると思います。


■先行馬狙い

 あくまでも印象ですが、差し脚質よりも前に着けた騎乗でゴール前でシッカリと差し切る騎乗が印象深いです。後方からの差しよりも、自然と好位につけて冒頭で述べたいような絶妙の追い出しタイミングで前を捕まえる感じです。また、どちらかというとダートよりも芝で内を突いてくる印象が強いので、これらの事を総合して考えると、内枠の能力のある先行馬であればかなり高い確率で結果を残してくるんじゃないかと思います。もちろん、展開なども加味しなくてはなりませんが、他の騎手が乗るよりも2割り増しくらいで結果を出してくれるんじゃないでしょうか。


 基本的にはどんな時でも他の日本人騎手を買うよりも安定して結果を残してくれる騎手ですので、信頼の厚いジョッキーです。馬券的な狙いは内枠狙いとしたいところです。(^-^)